
NICE BUCKET CHALLENGE '22 にご参加いただきありがとうございました。
皆様のご協力により、前回(NBC'21)よりも多くの方に参加していただくことができました。
コロナ禍で公式のALS啓発イベントが中止になり、なにかできることはないか?と考え企画したナイス・バケツ・チャレンジ。
世界ALSデーは、平日のリアルイベント開催が少ないので、誰でも気軽に参加できるオンラインイベントとして、今後も「ALSの治療法がみつかるまで」開催しようと思っています。
来年は開催されないことを願いつつ。
❶「ナイス・バケツ・ポイント」の廃止

前回は、参加してくださったバケツチャレンジャーの画像(役)にポイントをつけ、その合計ポイントを「イカスミカフェが募金する」というシステムを採用しました。
思いついたときは「なんて素晴らしいアイデアなんだ!天才か!」と、雨に唄えばのジーン・ケリーのように踊ったものですが、ナイスバケツチャレンジは募金もグッズ販売もしない無料イベントなので、参加者が増えれば増えるほど単純に店長の出費も増える仕組みです。
そのため、心優しい参加者の皆さんから「人を誘いにくい」という意見が寄せられ、今回はナイス・バケツ・ポイントを廃止にしました。
イベントを通じてALSに興味をもってくださった方がいらっしゃいましたら、下記リンク先から支援したい団体を選んで、直接寄付をしていただくようお願い申し上げます。
ALS関連リンク
せりか基金
名作「宇宙兄弟」から生まれた『ALSの治療方法を見つける為の研究開発費を集める』活動です。|せりか基金
END ALS
ALS患者「藤田正裕さん」が設立した【ALSの治療法の確立】と【ALS患者の生活向上支援】へ働きかける活動を続ける団体です。|END ALS
WITH ALS
ALS患者「武藤将胤さん」が設立した【ALSの治療方法】と【支援制度】を向上させる事を目的とした活動を続ける団体です。|WITH ALS
日本ALS協会
ALS患者・家族・遺族だけではなく、医療専門職、介護関係者、行政職員、研究者、一般市民が会員として加入している【ALSと共に闘い、歩む】ことを趣旨とした団体です。|日本ALS協会
オリィ研究所
「コミュニケーションテクノロジーで人類の孤独を解消する」をテーマに、天才ロボット研究者「吉藤健太朗」さんが代表取締役所長を務める研究所です。|オリィ研究所
ALSと生きる
津久井 教生(ニャンちゅうの声優さん)

ALS患者「津久井教生さん」がFRaUで連載しているブログです。|ALSと生きる
❷「役」の簡略化

前回は、全部で10通りの役を考えて、難易度の高い役ほどナイスバケツポイントをゲットできるようにしました。
思いついたときは「なんて素晴らしいアイデアなんだ!巨匠か!」と、パルプフィクションのジョン・トラボルタみたいにステップを踏んだものですが、参加者のみなさんはもちろん、スタッフからも「覚えられない」といわれ、なんだよみんな…って思ってやってみたら、店長も覚えられなかったので、分かりやすい5つの役に簡略化しました。
❸「Twitter」の運用
このご時世、情報の拡散といえばインスタやTwitterなどの「SNS」です。
前回は1回限りの企画の予定だったので、Twitterが苦手な店長はアカウントを作ることを見送ったのですが、今回はもっと参加者を募りたいと思っていたので、Twitter運用会議を開き、アカウントを作ることにしました。(※Twitterの運用はアフロくんが担当しています)
イベント当日である「6月21日(世界ALSデー)」に合わせてアカウントを作ることで、ALSの周知につながるのではないかと、登録に必要な準備を万端にして、日付が変わった瞬間に登録を済ませました。

へぇー、そうなのかー
「6月から」までしか表示されないのかー
ふーーーん
❹幻の「液タブ」導入

前回は、イカスミカフェオフィシャルパートナーの同人作家「アメデスさん」が、たくさんのイラストを描いてくださり、イベントを盛り上げてくださいました。(ありがとうございます!)
ご覧の通り、イベントプロデューサーとしての才能の片鱗を見せ初めている店長は、自分の感覚を信じて、イラスト部門を設立しました。
そう思いついたときは、「なんて素晴らしいアイデアなんだ!ドクター中松か!」と、少林サッカーの饅頭屋のダンスシーンのように歌って踊ったものです。
ドー♪ドシドシソーーー♪
ところが、だんだんイベント開催日が迫ってくると、
「あれ?もし誰もイラスト描いてくれなかったらどうする?」
と、持ち前の心配性が本領を発揮しはじめ、とりあえず自分で1枚描いて、最悪の場合は自作自演しよう、なんなら実家のお母さんにも描いてもらおうと考えました。
脚本の仕事で知り合ったWacomの人に電話して、はじめてデジタルのイラストに挑戦するのにオススメの液タブを聞いたところ、「それなら Cintiq シリーズがピッタリだと思いますよ♪」と即答でした。
後で調べてみると、「Cintiq」の他に「Cintiq Pro」というのがヒットしたので、イカスミカフェのイラストをお願いしているカカポさんにメールで相談したところ、「えwww普通のでいいと思いますwww」と返事が返ってきたので、ちょっと強めに「Pro」をポチりました。

さすが Amazon、すぐに製品が届いたのですが、これの使い方がまったくわかりません。
YouTube で液タブの使い方を検索していると、なにやら「左手デバイス」というのが便利らしいという余計な情報が入ってきます。
店長はひどく疲れていたのでしょうか、数日後、いろんなイラストレーターさんがオススメしていた「ツアーボックスネオ」というのが届きました。
さぁ、これで後はほとばしる情熱のままに筆を走らせて傑作を描くだけの簡単なお仕事です。
ところが、店長は音楽の仕事もしているので、なかなかイラストを描く時間が作れません。
そして、液タブの箱を開けることもなく、イベント当日を迎えました。
一応、箱を開けて「液タブ」と「左手デバイス」をMacに接続してみましたが、ドライバーをインストールする段階で正気に戻り、「あ、こいつは、間に合わないぞ♪」となりました。
急いで、手書きでイラストを描き始める店長。
あれ?ボクはいったい何をやっているのかな?いつも賢い風に振る舞ってるけど、本当はすごくバカなのかな?
とか思いながらスプラトゥーンの設定資料を片手にイラストを描き…



ちょっと、資料閉じるやん?これ、資料閉じてまうやん?
ちょっとごめんやでー、今日プラベいかなあかんねん。
ちょっと、なんかない?これ、開いとくやつなんかない?
…記事を書くときに使うブックスタンドを使えばいいのですが、いま別の資料に使っていますし…時間もないし…あっ


❺ありがとうございます
結局今回も、フレンドさんや、フレフレさんや、フレフレフレさんに助けられて、イベントとしての体裁を保つことができました、本当にありがとうございます。
お陰様で、次回の開催についてのお問い合わせを頂いたり、Twitterで紹介していただいたり、また小さな一歩を積み重ねることができました。
なにより、前回イベントを通して知り合ったイカさん達が、今回も忘れずに参加してくださったことにすごく感動して…ちょっと…ティッシュ…ほ、本当に、ありがとうございます!!
イカスミカフェの新たなチャレンジは、アフロくんに、Twitterのアカウントを1万フォロワーに育ててもらい、次回のナイスバケツチャレンジには、100人以上の方に参加してもらうことです。
ALSの治療法が見つかって、開催しなくてもよくなっている未来を迎えることが大前提なのですが、次回の開催が決定したときには、また、みなさんの力をお貸しください。
どうぞ、応援よろしくお願いいたします。
イカスミカフェ代表:スミス店長