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大雨・台風の備え方【2021】

73.7%

『平成30年7月豪雨』について広島市が行なったアンケートによると、土砂災害リスクのある場所に住んでいる市民のうち「避難しなかった」と答えた人の割合は【73.7%】だったそうです。この災害で200人以上の尊い命が犠牲になりました。

【73.7%】は「今まで大丈夫だったから今度も大丈夫と考える人の割合」と言えるのかもしれません。

 世界気象機関は「長期的な地球温暖化の影響により今後も更に自然災害は激化する」と警鐘を鳴らしています。「今まで大丈夫だった場所」に住んでいる方も「もしもの備え」をするタイミングなのかもしれません。

 令和2年秋の褒章で「緑綬褒章」を受賞した、スーパーボランティア「尾畠春夫(おばたはるお)」さんは、テレビ朝日(大下容子ワイド!スクランブル)の取材にこう答えられました。

常に警戒心を抱くこと。自分の身は自分で守る。島国の人間ほど備えあれば憂いなしで、常に備えておくこと。

 50年に1度の大雨が毎年降る時代です、大雨・台風にも常に備えておきましょう。

「カラーリング」で備える

 平成30年7月豪雨で「特別警報の発表が避難行動に繋がらなかった事」を猛省した政府は、「もっと分かりやすくしよう」と防災対策のガイドラインを改定しました。

 そのひとつが「5段階の警戒レベル」です。(内閣府:避難勧告等に関するガイドラインの改定(平成31年3月29日)

5段階の警戒レベルのカラーリング

(令和3年5月10日改訂版)

 政府の画像が分かりにくいので、イカスミカフェ版を用意しました、必要な方はご自由にお使いください(リンクも報告も必要ありません)。

【黒】(レベル5)のカラーリングはすでに災害が発生している可能性がある『手遅れの状態』です。避難が必要な場所にいる場合は、必ず【紫】(レベル4)のうちに避難を開始しましょう。

 また、避難に時間を要する人やその支援者は【赤】(レベル3)で速やかに避難です。100回避難して100回大丈夫だったとしても、101回目も速やかに避難です。

気象情報のカラーリング

 大雨に関する気象情報と警戒レベルの関係も今回の改定により、カラーリングすることができます。危険度とカラーリングはセットで覚えましょう

気象警報・注意報との関係

 今回の改定は「各市町村が発令する避難情報にレベルを付ける事を軸にした枠組み」に、無理やり気象情報を当てはめただけなのでまだまだ改善の余地があります。

 現段階ではとにかく「【紫】は全員避難」、「【黒】は命を守る行動」、「避難に時間がかかる人は【赤】でスタート」と覚えましょう。

「防災サービス」や「防災アプリ」で備える

キキクル(危険度分布)|気象庁

 気象庁が気合を入れて開発した「キキクル(危険度分布)」のページは「全国のおよそ2万河川」のどの場所で洪水発生の危険が高まっているかを、10分おきに更新して表示してくれています。ありがとう気象庁の賢い人。

 通常の河川の色は「水色」なので、この日の博多区周辺は通常営業です。「洪水警報の危険度分布」は河川の色が「黄色」になったり「赤色」に変化して【危険度】を教えてくれるのです。

キキクル(危険度分布)|気象庁

特務機関NERV防災|ゲヒルン

特務機関NERV防災

 ゲヒルンが開発した「特務機関NERV防災」は「洪水警報の危険度分布」はもちろん、「土砂災害の危険度分布」や「台風情報」、さらには「地震」「津波」「火山の噴火」まで、あらゆる『防災気象情報』に対応しているアプリなのです。

土砂災害・洪水情報

 重要な情報だけプッシュ通知にしたり、しかも「国内最速レベル」で配信してくれる文句なしにオススメのアプリです。

特務機関NERV防災(無料)|ゲヒルン

「ハザードマップ」で備える

【ハザードマップ】とは、自然災害によって起きる被害を予測し、被害範囲を地図化したものです。国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」をスマホにブックマークしておきましょう。

 トップページを開くと「❶重ねるハザードマップ」と「❷わがまちハザードマップ」を選べます。「❷わがまちハザードマップ」は各市町村が作成したハザードマップなので、より地域に密着した細かい情報が得られます。今回は国土交通省が作成した「❶重ねるハザードマップ」の使い方を見てみましょう。

重ねるハザードマップの使い方

  1. STEP

    「場所」を入力

    ❸に調べたい場所の住所を入力して、❹の虫眼鏡のアイコンをクリック。ここでは、我らが任天堂本社の災害リスクを見てみましょう。

  2. STEP

    「場所」の確認

    ❺に表示されている住所が、❻の地点になります。流石は任天堂、京都駅に近い一等地です。すぐ近くに鴨川が流れていますね。

  3. STEP

    「洪水予想範囲」を確認

    ❼の「洪水」アイコンをクリックすると、台風や大雨で河川が氾濫した際に洪水が予想される場所が確認できます。

  4. STEP

    「避難ルート」の確認

     画像左を流れる大きな川は「桂川(かつらがわ)」と言って、京都で大雨が降るとすぐ氾濫危険水位に到達する川なのですが、世界的な景勝地でもあるので「景観保全」と「治水対策」の両立が大きなテーマになっていました。

    「いかつい防波堤は要りまへん」って思う京都と、「せやかて京都」って思う国交省のせめぎ合いの末、増水時にだけ高くなる「可動式堤防」が設置されることになりました。すごいぞテクノロジー。

     さて、上図の赤い■の場所が任天堂本社なので、桂川が氾濫してもギリギリ大丈夫な事が確認できます。あと、鴨川沿線は氾濫していない事も確認できました。

     そして、避難する場合は「❽京都駅の方向」に逃げれば良い事がわかります。(東は山があるので土砂災害を考慮します)

     このように「もしも」に備えて避難ルートや避難場所を予め確認する為に「ハザードマップ」を活用してみましょう。ありがとう国土交通省の賢い人。

  5. STEP

    「アンダーパス」などの確認

    ❾の道路防災情報をクリックすると冠水時に通れない「アンダーパス」や「災害時に通行止めになる区間」等が表示されます。これらの情報を合わせて最終的な避難経路を決めることがポイントです。

    交差する鉄道や道路などの下を通過するため、周辺の地面よりも低くなっている道路のこと。

     スマホの小さい画面では全体を把握する事が難しく、気象警報や注意報が発表されたタイミングではアクセスが集中して閲覧できない可能性があります。

     何も起きていない平時にこそ、PCやタブレットで確認し「家族や大切な人と情報共有」をしておく事をオススメします。

「水」で備える

 災害発生時は「水道・電気・ガス」等のライフラインが断たれ、生存に不可欠な基(もと)が供給されない可能性があります。

 災害発生直後は「支援物資」の到着が遅れる事を想定し、大災害では「7日分」、その他の災害では「最低3日分」の水や食料を準備しておくと「生存率が上がる」というデータがあります。

 南海トラフをはじめとする「大災害」が、今すぐ起きてもおかしくない日本に住んでいるのですから、今すぐ準備する事が最良の一手です。

サバイバル「3・3・3の法則」

 人間は、空気(酸素)が無ければ3分で死に、水が無ければ3日で死に、食べ物が無ければ3週間で死ぬ。「3・3・3」は有名なサバイバルの法則です。何が言いたいかと言うと「最悪、水だけあれば3週間いける」ってことです。

 政府は大規模災害発生時には「1週間分」の備蓄が望ましいと言っているので、とにかく1週間がんばれば救援物資が届いたり、誰かがなんとかしてくれるかもしれません。

 1日=3リットル(1人分)なので、1週間=21リットル(1人分)

 どんなにめんどくさくても「2ℓのミネラルウォーター×10本〜12本(1人分)」は準備しておきましょう。

せりか水

せりか水

 漫画『宇宙兄弟』から始まった難病『ALS』の治療方法を見つけるための研究開発費を集める活動【せりか基金】で販売されている「せりか水」。

 熊本は南阿蘇の麓で採水した高品質な天然水「阿蘇のメイスイ」が入っています。

「災害への備え」と「ALS治療薬開発や研究者の治療研究資金の支援」が同時にできるイカスミカフェ一押しの「せりか水」はいかがでしょうか?

※一箱「300ml×40本=12ℓ」

せりか水|せりか基金

志布志の自然水(5年保存水)

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 123℃以上で30秒以上「加熱殺菌」してくれたので5年間の長期保存が可能。つまり、加熱殺菌していないフランス系のミネラルウォーターや、瞬間加熱殺菌の一般的なミネラルウォーターより酸素やミネラルが減少しているので、おいしくありません。生粋の「非常用の水」なのです。

ミネラルウォーター(5年保存水)|富士

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 高級ホテルやレストランでお馴染みの富士ミネラルウォーター。日本初のミネラルウォーターを製造した水の高級ブランドです。こちらも【超高温加熱殺菌「UHT製法」】で5年間の長期保存が可能。水割りが好きなお父さんが5年間飲まずにいられるかがポイント。

南アルプスの天然水(防災備蓄用)|サントリー

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 ボトルの改良により長期保存に成功した【防災備蓄用・南アルプスの天然水】です。ラベルが非常にわかりやすいデザインですし、南アルプスの天然水はみんな大好き。

 ミネラルウォーターは一般的な製品でも「2年」程の賞味期限がありますし加熱殺菌された製品は未開封なら賞味期限を過ぎていても飲めます。定期的にストックを入れ替える事が可能なら、保存用・備蓄用にこだわらなくても大丈夫です。

「保存食」で備える

「水だけで3週間生きられる」とはいえ、何も食べずに水だけで過ごすなんて耐えられません。

 冷蔵庫を開けて「ヨーグルト」と「プリン」が入っていたとしましょう。4人家族だった場合、「ヨーグルト」なら4個入りが多いので問題ありません、家族4人で仲良く食べられます。仮に「ヨーグルトドルチェ」の2個入りだったとしても、お父さんとお母さんが我慢して、自動的に子供達に配給されるので問題ないでしょう。問題は「プリン」です。

 プリンは3個入りが多いので、確実にお父さんが食べられません。無事に危険を乗り越えた後も「あの時のプリン…旨そうだったな…」ってお父さんは言います。そしてテレビでプリンのCMが流れる度に「あの時のプリン…新しい味が出たんだな…」って言います。地獄です。必ず保存食の準備もしておきましょう。

アルファ米12種類全部セット(5年保存 各味1食×12種類)|尾西食品

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 アルファ米は「美味しく炊いたご飯を乾燥させた保存食」です。お湯を入れて15分、水なら60分で美味しいご飯が食べられます。災害時に電気やガスが止まる可能性を考えると、水だけで食べられるのは安心です。

※白飯・赤飯・白がゆ・梅がゆ・わかめごはん・田舎ごはん・山菜おこわは「特定原材料等27品目不使用」なので、アレルギー体質の方は単品をピックアップしてください。

缶入りソフトパン(5年保存)|新食缶ベーカリー

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 夜もパン♪パンパパン♪な「パン派」の人には嬉しい、缶に入ったパンです。めちゃくちゃ美味しいので、はたして5年間開けずにいられるかがパン派最大のテーマです。食べちゃったら必ず補充しましょう。

 5年保存は「オレンジ・コーヒー・黒糖・プレーン」の4種類だけです。「イチゴ・ミルク・チョコ・キャラメル」の4種類は3年保存なので注意。

えいようかん(5年保存)|井村屋

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 言わずと知れた和菓子の老舗「井村屋」が作った羊羹です。井村屋の創業者「井村和蔵」さんは、明治時代に「なんか、作れそうな気がする♪」という理由だけで釜でようかんを煮詰め、完全に煮詰めた後に「あっ、固める型がない」って気が付く「後先考えない人」でした。

 そんな井村屋さんは、素晴らしい後継者に恵まれ、後先考えた非常食を作ってくれています。ありがとう現在の井村屋の人。

 1本でご飯1杯分のカロリーを補給できる上に「5年保存OK」なのです。「特定原材料等27品目不使用」なので、アレルギー体質の方も安心ですし、柔らかいのでご年配の方も食べられます。よう噛んで食べてください。

「道具」で備える

 水と食糧を確保できている場合、次に大事なのは電気です。被災情報や避難情報を把握するほか、家族の安否確認にもスマホのバッテリー充電は不可欠なのです。

 ランタンやバッテリー等、災害時にあると安心な電気に纏わる道具や、その他のグッズを紹介しますので、足りないものを確認して備えておきましょう。

LEDランタン:パワーバンク|Lighting EVER

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 連続点灯「最大12時間」、床置きで360度を1000ルーメンで照らしてくれるのでメイン照明として使用できます。緊急事態ではバッテリーとしても機能するのでスマホの充電にも利用できます。

モバイルバッテリー(大容量 20000mAh)PD対応

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 スマホやタブレットの充電はもちろん、MacBook Pro や Switch などのパワーが必要なデバイスの充電にも対応。

防災グッズ セット 1人用「消防士協力監修」|Relieved Life

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 自宅が「危険度分布」の危険区域に該当し、「警戒レベル4」に相当する警報が発令された場合は速やかな避難が必要です(避難に時間を要する人やその支援者は「警戒レベル3」で避難)。

 この場合、ペットボトルの箱やアルファ米の箱を開けてリュックに入れなおしたり、こまごました必需品を準備する必要がありますが、そんな余裕がない状況かもしれません。

 災害セットがあれば、あれこれ考える時間を省けるので安心です。水・食料は少なめですが、避難場所には備蓄があるはずなので、命を最優先に行動する為にはベストな選択です。

まとめ

 実際に被災した経験や、ボランティア活動等で被災地を訪れた経験がない場合、災害はテレビの映像で見る「対岸の火事」のような認識になるのかもしれません。

 しかし「長期的な地球温暖化の影響」により「台風」や「大雨」の被害は毎年増加していますし、大地震は沖縄から北海道までどこでも発生する可能性があります。

  • 十勝・根室沖巨大地震(M7.0〜8.0)
  • 東北・アウターライズ巨大地震(M8.0)
  • 東京湾〜首都直下型地震(M7.0以上)
  • 相模トラフ巨大地震(M8.0以上)
  • 大阪上町直下型地震(M7.0以上)
  • 京都花折直下型(M7.0以上)
  • 南海トラフ巨大地震(M9.0)
  • 沖縄沖巨大地震(M8.0以上)

 もう、フィンランドに引っ越してムーミンと暮らしたくなるレベルなのです。

 でもどうか、アナタとアナタの大切な人が「3日間(できれば7日間)」安全に生き延びる事ができる程度の、最低限の備えはしておいてください。

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