v6プラスで Nintendo Switch をNATタイプAにする方法はない

ラグの対策【上級編❺】

 残念な事ですが「v6プラス」で契約してしまった回線では、Nintendo Switch をNATタイプAにする方法がありません。(2019.06.12現在)

 Nintendo Switch はIPv6通信に対応していないので、v6プラス回線でオンライン対戦をする場合、複数のユーザーと共有している「IPv4通信用のグローバルIPアドレス」を使い、MAP-E(Mapping of Address and Port Encapsulation)という技術で、IPv6通信しか利用できないネットワークを通過します。

 MAP-Eを使用する場合に問題となる「インターネット上に同じグローバールIPアドレスが同時に存在する矛盾」を解消する為に、v6プラス回線のユーザーは「使用できるポートを240個に制限」されます。(同じグローバルIPアドレスのユーザーが使用するポート番号が被らないように)

 この仕組みの為、フレッツ光の「HGW(ホームゲートウェイ )」は、v6プラスに契約変更すると「DMZ(全ポート開放)」を設定する機能を失ってしまうのです。

 フレッツ光のHGWは、2019年1月のファームウェアアップデート(※)で、v6プラスでも「割り当てられた範囲でのポート開放」は、簡単に出来るようになったのですが、Nintendo Switch のNATタイプをAにする為には「DMZ(全ポート開放)」が必須です。

 なぜなら、Nintendo Switch はP2P方式で通信をするので、特定の通信ポートを指定して開放する事が出来ないのです。任天堂テクニカルサポートセンターに問い合わせても「P2P方式だからポートは全部開けてください。てか、SwitchはIPv4推奨です。えっ、もう、NATタイプBでええやん」って言われると思います。(任天堂のコールセンターはもっとちゃんと対応してくれます)

※ファームウェアバージョン:2019.06.14現在
PR-500KI(Ver.06.00.0060)/PR-500MI(Ver.06.00.0010)/RT-500KI(Ver.06.00.0060)/RT-500MI(Ver.06.00.0010)/RS-500KI(Ver.06.00.0060)/RS-500MI(Ver.06.00.0010)


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グローバルIPアドレスを買ってみた

 グローバルIPアドレスを共有しているから「DMZ(全ポート開放)」が出来ないのなら、固定グローバルIPアドレスを持ってしまえばいいんじゃない?

 と、思ったので、グローバルIPアドレスを買って検証してみました。

 まず、フレッツ光のv6プラスを契約、イカスミカフェ推奨プロバイダーはネットフォレスト系オンリーなのですが、固定グローバルIPアドレスのサービスがあるのは「かもめインターネット」と「Gaming+」だけだったので、今回は「かもめインターネット」をチョイスしました。

 こんなにいちいち「ネットフォレスト系プロバイダー」を宣伝しているイカスミカフェなので、かもめインターネットに電話をしたら「あっ、スミス店長!いつもお世話になっています!なるほど!また記事に必要な検証をするんですね!ヒマなんですね!はいっ、はいっ!そんなぁ〜もちろん無料で提供させて頂きますよぉ〜」ってなると思っていたのですが、普通に請求がきました。(レンタルIPオプション:1,029円(953円+税)/ 月)

 そして、ホームゲートウェイにログインして検証開始。

【配信済事業者ソフトウェア】にログイン

※最終的に失敗する結末なので操作しなくてOKです。DMZ(全ポート開放)が出来ない流れを確認してください、そして、画像編集を含め、店長の無駄な労力に涙してください。

Nat-5-1(ログイン画面)

 ブラウザを開いて「http://ntt.setup:8888/t/」 または「http://192.168.1.1:8888/t/」を入力して、設定画面を開きます。

 タイトル後ろ、レンガの背景画像がアナタをノスタルジーに誘います。

Nat-5-2(Topページ)1

Nat-5-2(Topページ)2

 TOPページには、プロバイダーから割り当てられた使用できるポート番号の一覧が表示されています。数えてみましょう、1、2、3、4、・・・たぶん240個あるはずです。

【高度な設定】をクリック

Nat-5-0(高度な設定)1

Nat-5-0(高度な設定)2

【固定アドレス設定】を編集する

Nat=5-0(高度な設定)3

❶【固定アドレス設定】のIPv4アドレスに、プロバイダーから郵送された「レンタルIPオプション登録情報」に記載されているIPアドレスを入力します。
❷【設定】をクリックして完了。

Nat-5-0(高度な設定)3

【Topページ】に戻ると「全ポート利用可能」になった事が確認できます。

【IPv4パケットフィルタ設定】をクリック

Nat-5-2(Topページ)3

Nat-5-5(IPv4パケットフィルタ設定)1

【未設定のエントリNo.】をクリック

Nat-5-5(IPv4パケットフィルタ設定)2

Nat-5-6(IPv4パケットフィルタ エントリ編集1)1

エントリを編集する

❶【種別】:通過
❷【送信元アドレス】:any
❸【宛先アドレス】:「Switchに固定したIPアドレス」
❹【プロトコル】:Switchは「UDP」だったかも
❺【送信元ポート】:any
❻【宛先ポート】:any
❼【方向】:WAN=>LAN
❽【設定】をクリックして完了

※【any】は「どれでも」とか「全ての」って程の意味です。

【静的NAPT設定】をクリック

Nat-5-6(IPv4パケットフィルタ エントリ編集1)3

NAT-5-7(静的NAPT設定)1

【未設定のエントリNo.】をクリック

Nat-5-7(静的NAPT設定)2

Nat-5-7(静的NAPT設定)3

エントリを編集する

【対象プロトコル】は「UDP」だったかもしれませんが、そんなことはどうでもいい問題がここで発生します。

❷【宛先アドレス】には「Switchに固定したIPアドレス」を入力します。

しかし、❶と❸に「any」が設定できません。このフォームには「半角数字」しか入力できないのです。しかも「5桁まで」なので、「0-65535」の形式もNGです。

 0番から65535番まで1つ1つ設定すればいいのかもしれませんが、そんなにエントリ数がある訳もなく、あってもやる訳がない。

まとめ

 まさかのホームゲートウェイの仕様で、固定グローバールIPアドレスを使ってもDMZ(全ポート開放)はできませんでした。

 因みに、ネットフォレストのサポートには事前に三回に渡る確認をして「DMZ(全ポート開放)は可能」と回答があったので、検証に踏み切ったのですが、最終的には「・・・ご希望に添えず申し訳ありません」になりました。

 おいっwww、ア○ノっちwww、お金をかえ(中略)それでもイカスミカフェはフレッツ光のプロバイダーに限って「ネットフォレスト系」を推奨します。

かもめインターネット

かもめインターネット(店長オススメ)

ゲーミングプラス

Gaming+(v6プラス専用プロバイダー)

0123456789 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ もくじ
0123456789 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ もくじ

CHAPTER 1
ラグの対策【準備編】

まずは回線をチェックしましょう

  1. はじめに
  2. Nintendo Switch の回線速度テスト
  3. Ping値の測定

CHAPTER 2
ラグの対策【基本編】

今さら聞けないラグの基本

  1. ラグいと起きる10のコト
  2. そもそもラグってなーに?
  3. じゃぁ同期ズレってなーに?
  4. ラグい方が有利じゃないの?
  5. チックレートってなーに?

CHAPTER 3
ラグの対策【初級編】

今すぐ出来るラグの対策

  1. ラグの原因になる10のポイント
  2. ルーターの再起動
  3. タコ足配線もラグの原因です
  4. テレビの設定
  5. Switch本体の設定
  6. ラグの多い時間帯

CHAPTER 4
ラグの対策【中級編】

ゲーマーのラグ対策

  1. 中級編のはじめに
  2. LANケーブルを替える
  3. LANアダプタを替える
  4. ゲーミングルーターを使う
  5. ゲーミングモニターを使う
  6. ゲーミングヘッドセットを使う
  7. 【v6プラス】についての注意
  8. 回線業者とプロバイダーを替える

CHAPTER 5
ラグの対策【上級編】

ガチ勢のラグ対策

  1. Nintendo Switch を
    NATタイプAにする方法❶
    【NATタイプAってなーに?】
  2. Nintendo Switch を
    NATタイプAにする方法❷
    【IPアドレスの固定】
  3. Nintendo Switch を
    NATタイプAにする方法❸
    【ポートの開放】
  4. フレッツ光のHGW(ホームゲートウェイ)に
    他社ルーターを接続する方法
  5.  
  6. v6プラスで Nintendo Switch をNATタイプAにする方法はない
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