Ping値の測定

ラグの対策【準備編❸】

PING値を測定する
(※MacBook Air の結果)
  1. Pingってなーに?
  2. スマホでPing値を測定する方法
  3. PCでPing値を測定する方法
  4. MacでPing値を測定する方法
  5. まとめ

❶Pingってなーに?

【Ping】は、ピンとか、ピングとか読みます。

Packet INternet Groper

の略って言う人もいますが、それは「デイヴィッド・L・ミルズ」って賢い人(計算機工学者)がこじつけたバクロニムなので、正しくは「潜水艦等のアクティブソナーが発する音波」って程の意味なのです。

【Ping(※)】は、回線速度よりも遥かに正確に「ラグの有無を確認する指標」になります。詳しくは【基本編】で解説しますが、ここでは「回線速度は量、Ping値は質」くらいに思って下さい。

※厳密には【RTT(Round-Trip delay Time)】を計測するプログラムの名前がPingなので【RTTの測定】とするべきなのですが、オンラインゲームの普及に伴い、若者言葉として「Ping」という言葉が普及したので、イカスミカフェでは「Ping値の測定」と表現します。スパゲッティって言うより、パスタって言う方がカッコいいのです。


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❷スマホでPing値を測定する

※「Ping値を測定したいインターネット回線」にスマホをWi-Fi接続して測定して下さい。

BANDWIDTH PLACE
せっかちさん用(ブラウザ)

bandwidth
(※MacBook Air の結果)

BANDWIDTH PLACE

 一般的な「回線速度テストサイト」での計測と同様、ブラウザでの測定は「誤差が大きい」ので、ある程度の目安を知りたい人向け。(BANDWIDTH PLACE の使い方

Speedtest by Ookla
きっちりさん用(アプリ)

OOKLA

Speedtest by Ookla

 企業のインターネット担当やウェブデザイナー達が最も信頼している世界基準の測定サイトが「Ookla」です。PCで閲覧中の方はブラウザで測定できます。(Speedtest by Ookla の使い方


BANDWIDTH PLACE
の使い方

①Pingを送信するサーバーを選択

(※BANDWIDTHが使う日本サーバーはひとつしかないので、そのまま「Start」を押しても問題なく測定できます。)

BANDWIDTH-これを

BANDWIDTH-こうして

BANDWIDTHーこう
( ※iPhone 8 の結果)

 Wi-Fi + ブラウザで測定するBANDWIDTHでは良回線でもこんなものでしょう。しかし、スマホで手軽にpingを測定できるサイトは少ないのでBANDWIDTH PLACE はありがたいサイトです。

②Ping値をチェック

1ms~9ms・・・・安定
10ms~29ms・・・普通


30ms以上・・・微ラグ(2〜3フレームの遅延)
50ms以上・・・ラグ(知覚できるラグ)
100ms以上・・・強ラグ(まともにプレイできないラグ)


Speedtest by Ookla
の使い方

①アプリをインストール
https://www.speedtest.net

SPEEDTEST-インストール

 画像はiPhone専用のページですが、AndroidでアクセスすればAndroid専用のページが開きます。それぞれのOSの指示にしたがってインストールを完了してください。

②アプリを起動して初期設定

SPEEDTEST-位置情報

 どっちを選んでも測定結果に差はありません。「許可」を選ぶと測定サーバーを自動で選択する設定になり、「許可しない」を選ぶと手動で選択する設定になります。

③「見てみましょう」って言ってくる

SPEEDTEST-ようこそ

「次へ」しか選択肢がないのでタップして見てみましょう。

④「突っ込んでもいい?」って聞いてくる

SPEEDTEST-突っ込んだ分析

 突っ込んでもいいよーって方は「同意する」を、初対面でグイグイくるタイプが苦手な方は「同意しない」を。どっちを選んでも測定結果に差はありません。

⑤急に権利を主張してくる

SPEEDTEST-実行

「IPアドレスの収集?なにそれこわい」って思う方もいるかもしれませんが、オンラインで利用する【アプリ】や、インターネット上の全ての【ウェブサイト】や【ブログ】で、アクセスした人のIPアドレスが記録され収集されています。なので、こんなにハッキリと宣言するOOKLAは良心的であると言えます。

⑥Pingを送信するサーバーを選択

 オンラインゲームのラグを測定する場合、アナタが住んでいる都道府県がどこであれ、サーバーは「東京(※1)」を選択しましょう。東京サーバーは複数ありますが、「i3D.net(※2)」がオススメです。

(※1)オンライン対戦の通信は、プロバイダーの基地局やゲームサーバーの場所の関係で(ほぼほぼ)東京を経由した通信になる為。
(※2)【i3D.net】:オランダのホスティングプロバイダ。任天堂Wii、プレステ、Xboxのゲームサーバーを管理するソフトウェアを開発し、急成長した事でも有名な企業。

SPEEDTEST-閉じる

SPEEDTEST-これを

SPEEDTEST-こうして

SPEEDTEST-こう
(※iPhone 8 の結果)

 あれ、11msも出ちゃってますね、お恥ずかしい。混雑の時間帯でのWi-Fi接続という事でお許しください。

⑦Ping値をチェック

1ms~9ms・・・・安定
10ms~29ms・・・普通


30ms以上・・・微ラグ(2〜3フレームの遅延)
50ms以上・・・ラグ(知覚できるラグ)
100ms以上・・・強ラグ(まともにプレイできないラグ)


❸PCでPing値を測定する

※「Ping値を測定したいインターネット回線」にPCを有線接続して測定して下さい。

①[コマンドプロンプト]を起動

・win8/8.1 以降
[画面右下を右クリック]→[メニュー]→[コマンドプロンプト]
・win7 以前
[スタートメニュー]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]

コマンドプロンプト1

②下記の「コマンド」を入力

ping www.google.co.jp

コマンドプロンプト2

③[Enter]でコマンドを送信

コマンドプロンプト3
(※dynabook/win7 の結果)

 最後の行の[平均=○○ms]を確認します。

④Ping値をチェック

1ms~9ms・・・・安定
10ms~29ms・・・普通


30ms以上・・・微ラグ(2〜3フレームの遅延)
50ms以上・・・ラグ(知覚できるラグ)
100ms以上・・・強ラグ(まともにプレイできないラグ)


❹MacでPing値を測定する

①[ネットワークユーティリティ]を検索

 command+スペースバーを押して「Spotlight」を開きます。

spotlight検索

 Spotlightのフォームに「ネットワークユーティリティ」と入力。

②[ネットワークユーティリティ]を起動

mac-これを

[ネットワークユーティリティ]をダブルクリックで起動。

mac-こうして

1.[Pingタブ]を選択。
2.[Pingコマンドを送信するネットワークアドレスを入力してください]に[www.google.co.jp]を入力。
3.[送信回数]を選択して[4]を入力。

mac-こうして2

[Ping]送信ボタンをクリック。

mac-こう

 最後の行の数字を確認。
左から「最小Ping値」「平均Ping値」「最大Ping値」[標準偏差(値のばらつき)」

③Ping値をチェック

1ms~9ms・・・・安定
10ms~29ms・・・普通


30ms以上・・・微ラグ(2〜3フレームの遅延)
50ms以上・・・ラグ(知覚できるラグ)
100ms以上・・・強ラグ(まともにプレイできないラグ)


❺まとめ

 さて、測定結果は如何だったでしょうか?

 もしアナタが、気心の知れたフレンドさんを集めて、定期的に交流戦を主催する人気者ならば、週末の混雑時でも「50ms以下」をキープできれば、回線落ちのストレスも少なく仲間と快適にプレイできるでしょう。

 しかし、ゲーム実況者を目指していたり、オンラインゲームの勝率を上げたいのなら、「Ping値は50ms以下なら快適に遊べます」という一般的な基準値は忘れて、「29ms以下」をキープするべきです。

 なぜなら、バーチャファイター等の格闘ゲームやスマブラでは1フレーム(16.7ms)の遅延が勝敗を分け、スプラトゥーン等のゆるい非同期型でも2〜3フレーム(33.4ms〜50.1ms)の遅延が勝敗を分けるからです。

 さらに、アナタがプロゲーマーを目指していたり、公式大会で上位入賞を目指すチームに所属しているのであれば、「29ms以下なら大丈夫」という甘い基準値は今すぐ捨てて、「9ms以下」をキープするべきです。(地方の方は16ms以下を目指しましょう)

 公式大会(オフライン)のPing値は「1ms〜2ms」です。アナタが多くの時間を「1フレーム(16.7ms)遅延した環境での練習」に費やしているのだとしたら、それはまるで「必ず振り遅れるバット」でバッティング練習をするプロ野球選手のようなものなのです。本番(オフライン)で結果を出す事は難しくなるでしょう。

 次回の【基本編】はラグについて「より掘り下げた解説」をしていきます。オンラインゲーム初心者の方や、定期的に交流戦を主催している方、そして未来のプロゲーマーのラグ対策のお役に立てれば幸いです。

0123456789 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ もくじ
0123456789 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ もくじ

CHAPTER 1
ラグの対策【準備編】

まずは回線をチェックしましょう

  1. はじめに
  2. Nintendo Switch の回線速度テスト
  3. Ping値の測定

CHAPTER 2
ラグの対策【基本編】

今さら聞けないラグの基本

  1. ラグいと起きる10のコト
  2. そもそもラグってなーに?
  3. じゃぁ同期ズレってなーに?
  4. ラグい方が有利じゃないの?
  5. チックレートってなーに?

CHAPTER 3
ラグの対策【初級編】

今すぐ出来るラグの対策

  1. ラグの原因になる10のポイント
  2. ルーターの再起動
  3. タコ足配線もラグの原因です
  4. テレビの設定
  5. Switch本体の設定
  6. ラグの多い時間帯

CHAPTER 4
ラグの対策【中級編】

ゲーマーのラグ対策

  1. 中級編のはじめに
  2. LANケーブルを替える
  3. LANアダプタを替える
  4. ゲーミングルーターを使う
  5. ゲーミングモニターを使う
  6. ゲーミングヘッドセットを使う
  7. 【v6プラス】についての注意
  8. 回線業者とプロバイダーを替える

CHAPTER 5
ラグの対策【上級編】

ガチ勢のラグ対策

  1. Nintendo Switch を
    NATタイプAにする方法❶
    【NATタイプAってなーに?】
  2. Nintendo Switch を
    NATタイプAにする方法❷
    【IPアドレスの固定】
  3. Nintendo Switch を
    NATタイプAにする方法❸
    【ポートの開放】
  4. フレッツ光のHGW(ホームゲートウェイ)に
    他社ルーターを接続する方法
  5.  
  6. v6プラスで Nintendo Switch をNATタイプAにする方法はない
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