タチマワリ・基本篇❸

裏取りという戦術

タチマワリ・基本篇❸

タチマワリ【基本篇❸】
CHAPTER 2-3
裏取りという戦術

 裏取りには肯定派と否定派がいて、両派閥が同じチームにマッチングされると上手く連携が取れない事があります。

 どっち派のイカさんが来ても対応できるようにしておくとチョッピリ勝率が上がります。

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❶そもそも裏取りってなーに?

裏取1

 裏取りの「裏」ってなんでしょうか?敵陣の奥深く?裏ルートを選択すること?

 正しくは「前線の裏」を指している言葉です。なので前線の位置が変われば「裏取りの位置」も「裏取りのルート」も変わります。

 もっと言うと、前線の裏を取って敵の背後から奇襲をかけ「前線を崩壊させる」までが「裏取り」なので、これを成し得ない時は「裏取り失敗」という事になります。


❷裏取りのメリット

裏取2

 前線で交戦中の敵に「背後から奇襲をかける」ことのメリットは言うまでもありません。目の前の相手に集中している敵は簡単にキルできますし、裏取りが成功してオールダウンを取る事が出来れば、ノーリスクで【ガチ行動】に移れるのでカウントを大きく進められます。また、裏取りが完全に成功しなかったとしても、敵を一時的に混乱させることができます。


❸裏取りのデメリット

裏取3

 上の画像では、ブルーチームのイカさんが裏取りをしようとしています。そして、裏取中のイカさんがいるブルーチームは3vs4の「数的不利」で前線を支えている状態です。この「味方に負担をかける数的不利」こそが裏取りのデメリットなのです。

 同じ強さのイカさん同士が戦えば数の多い方が有利なので、多くの場合に前線は「数的不利」の側から崩れます。

 もし裏取り中に味方の前線が崩壊すると、相手に【ガチ行動】のチャンスを与えてしまいます。

 その上、自分は味方がデスした後の戦場に到着するので、必ず数的不利の状況から戦闘を開始する事になり、序盤のイニシアチブを相手に譲る結果になるのです。

裏取3-2

 また、裏取りを警戒している敵に待ち伏せされた場合は、奇襲のメリットは消滅してしまい、待ち伏せている方が有利なのでデスする可能性が高くなります。


❹開幕裏取りのリスク

 中国春秋時代の兵法書「孫子の兵法【第六章・虚実篇】の一節で孫子はこう言っています。

「孫子曰、凡先處戰地、而待敵者佚、後處戰地、而趨戰者勞」

(ちーっす!孫ちゃんだよ♪戦争するなら先に戦場にいる方が良くね?その方が楽っしょ?てか、敵より遅れて戦場くるとか無くね?なくなくね?慌てて戦うのもダルいっしょ?ダルビッシュと川端康成www似すぎてビビるwww)

※実際の孫子はチャラくありません。

 この一節で孫子が言う「戦場」とは最初に前線になると予測している場所を指しています。

『ガチエリア』ならエリア周辺、『ガチホコ』『ガチヤグラ』ならホコとヤグラ周辺の事です。

 つまり、敵よりも早く「前線になるであろう場所」に到着して、有利な場所に陣取ってから敵を向かい撃つ方が楽ですよって事ですね。この考え方は孫子に限らず多くの兵法家が唱えているので、定石中の「定石(※)」と言えます。

※【定石】:囲碁で、最善とされる決まった打ち方。転じて、物事を処理する時の決まったやり方。

 対して「開幕裏取り」は前線への最短ルートではなく、裏ルートから迂回して回り込む事になるので、孫ちゃんのアドバイスとは真逆の行動になります。

 多くの場合、相手に最初の【ガチ行動】のチャンスを与えてしまう結果になるので悪手と言えますが「定石を逆手に取る事が奇襲の本質」なので、ある意味「最大の奇襲」と考える事もできます。

 ただし、ハイリスクである事は間違いありません。


❺裏取りは有り?無し?

「孫子の兵法【第五章・勢篇】の二節」で孫子はこう言ってます。

「孫子曰、凡治衆如治寡(略)、凡戰者、以正合、以奇勝、故善出奇者、無窮如天地、不竭如江河、終而復始、日月是也、死而復生、四時是也、聲不過五、五聲之變、不可勝聽也、色不過五、五色之變、不可勝觀也、味不過五、五味之變、不可勝嘗也、戰勢、不過奇正、奇正之變、不可勝窮也、奇正相生、如循環之無端、孰能窮之」

(オッス、オラ孫子。今から「正攻法」と「奇策」の話をすっぞ。戦いはだいたい正攻法で始まるけど、最後に勝敗を決めるのは巧みに繰り出す奇策だぞ。奇策が得意な奴のアイデアは、太陽と月が巡るみてぇに止めらんねぇぞ。音楽とか色とか味みてぇに、組合せで無限のバリエーションが生まれっからな。それと同じで、戦いには「正攻法」と「奇策」しかねぇけど、これをうめぇこと組み合わせる事で、無限のバリエーションが生まれてキリがねぇから、オラもう寝る)

※実際の孫子は悟空ではありません。

 裏取りは「奇策」のひとつです。ひたすら裏取りを繰り返すのも、まったく裏取りをしないのも、相手チームに簡単に対応されてしまいますが、絶妙なタイミングの裏取りは効果があるということですね。


❻味方が裏取りに行ったら?

 開幕や数的不利の状況で味方が裏取りに行ってしまったら、敵を無理に倒すよりも時間をかけて前線を維持する事を意識してみましょう。

 この時、裏取りに行った味方が「敵に待ち伏せされている」なら、前線も3vs3で数的不利になってないはずなので通常営業です。余裕があれば待ち伏せてる敵の注意を引いてあげたり、ポイントセンサーを投げてあげましょう。

 何度も裏取りをサポートしても効果が見込めない場合は、裏取りを繰り返す味方をデコイ(囮)として利用するしかありません。何度も裏取りに失敗する味方に腹を立てないように、山本リンダさんの「狙い撃ち」を口ずさんだりして最後までクールにタチマワリましょう。

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