ブキの話

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CHAPTER 2-4

 イカスミ流タチマワリは「撃ち合いより立ち回りで勝つ」がコンセプトですし、ブキは細かい修正が入ったりするし、その度に更新する手間を想像すると涙が出るので、正直、あまりブキには触れたくありません。

 イカスミ流タチマワリを語る上でどうしても必要な範囲に絞って、少しだけ書いておきます。

❶ブキの種類

 なんと、スプラトゥーンのブキは3種類しかありません。【塗りブキ】【キルブキ】【万能ブキ】です。

①【塗りブキ】

わかば、ボールド、モデラー、etc…

・塗り性能が高く、キル性能が低いブキ、地的優位を作るのが得意。

②【キルブキ】

ホットブラスター、ホクサイ、チャー、etc…

・キル性能が高く、塗り性能が低いブキ、数的優位を作るのが得意。

③【万能ブキ】

スシ、マニューバー、プライム、etc…

・どっちも出来るけど特化していないブキ、状況に対応するのが得意。

 塗りブキは「キルの得意な味方」がマッチングされないと長所を発揮しにくく、キルブキは「塗り意識の高い味方」がマッチングされないと長所を発揮しにくい傾向にあります。スプラトゥーンが素晴らしい作品である理由の一つが、チームで短所を補い長所を活かす、そういう風にできている所でもあるのです。

 リグマはともかく、ガチマは味方の個性を選べないので、勝率を上げるにはマッチングの不条理に抗う必要があります。万能型のブキは「味方に依存しない」タチマワリが出来るので、どんな不条理なマッチングになっても「ブキ性能によるタチマワリの自由」だけは奪われません。ガチマの上位勢に万能型が多い理由のひとつでもあります。

※キル寄りの【万能ブキ】ガロンや、塗り寄りの【万能ブキ】ZAP等、性能のバランスには幅があります。
※キル性能も塗り性能も特化しているH3リールガンが理論上最強ブキです。理論上。

❷ブキ性能を言い訳にしない

 さて、この項で最も大事なことは、塗りブキやキルブキを倉庫にしまって、万能ブキを持ちましょうという話ではなく「ブキ性能のバランスは最初からそうなっている」という事です。

 冒頭でお話したように、強イカはどんなブキを持ってもマッチングに左右されません。わかばでキルを取って、ホクサイで塗れば、それはもう万能ブキですし、塗り状況が悪くても圧倒的なキル能力で打開するヒーローもいます。

 マッチングシステムに抗うという事は「味方が〇〇だから負けた」という言い訳の余地を最小にして、「自分が〇〇だったから負けた」という発見を最大限積み重ね、どんな味方がきても勝率を安定させていくチャンレンジです。

 チャージャーを担いでガチアサリに挑みながら「味方がシュートしなかったから負けた」と言ってしまうなら、マッチングシステムの奴隷であると言わざるを得ません。アサリを運ぶチャージャーは、サイドからドリブルで切り込んでくる内田篤人※と同じくらい脅威なのですから。

※内田篤人:鹿島アントラーズ(DF)
2018年11月現在

❸担いだブキのメッセージ

 塗りブキを担いでガチエリアに来たなら「エリア塗りますよ」、キルブキを担いでガチホコに来たなら「進路確保しますよ」等、担いだブキはある種のメッセージを味方に伝えます。これを分かっているかどうかで連携の良し悪しが決まり、勝率に大きな差が生まれます。

 例えば、ナワバリルールで味方にホクサイとホットブラスターとソイチューバーが来て、自分がガロンだった場合、味方のメッセージは『キルして前線押し上げるから、キミ、ガロンだけど塗ってね』なので、「誰がいちばんキルするか競争な!」と、一緒になってキルしてると最終的に塗り負けるかもしれません。

 逆に相手がこの編成だった場合、敵のガロンに塗らせない事でバトルを有利に展開できるでしょう。

 ガチルールには【ガチ行動】があるので、担いだブキのメッセージは少し複雑になりますが、開幕で敵味方のブキ編成から「双方の基本戦術」を予想する事もタチマワリです。

 最低限【塗りブキ】【キルブキ】【万能ブキ】を判断できるようにしておきましょう。

 逆に【万能ブキ】を担いだということは、味方に「全部やります」と宣言するメッセージにもなるので、ガチアサリで自陣に引きこもっていると、味方が攻勢に出るタイミングを迷ってしまいます。

 音声や文字で連携が取れないガチマでは「担いだブキ」にメッセージを込めるべきですし、最後までその「メッセージへの責任」を持つタチマワリを心掛けたいものです。

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