
ガチアサリで、味方に『ゴール守るマン』がいると、「失点のリスクは少なくなる」のですが、「得点するチャンスも少なくなる」ので、強い味方がいないと、延長戦で負ける試合が多くなります。
守備的な戦術で「リードを守って勝ち切ること」は、攻撃的な戦術で「ノックアウトすること」よりも、はるかに高い技術と精神力を必要とするからなのです。
気心の知れたフレンドさんとチャレンジするリグマと違い、ガチマに限っては「攻撃は最大の防御」と捉えて、常に攻撃的にタチマワル方が勝率は安定するかもしれません。
もくじ
❶サッカーとフットサルのポジションの考え方
突然ですが、サッカーとフットサルのポジションの考え方についてお話します。
スポーツが苦手だったり、テニス部の先輩が忘れられなかったりすると、とっつきにくいお話になるかもしれませんが、がんばって説明してみますので、テニス部の先輩のことは忘れて、新しい一歩を踏み出していただければと思います。
サッカーは広くて多い

サッカーは、広いエリアに11人でプレイするため、「攻撃的なポジション」と「守備的なポジション」に分けて考えます。
ポジションは、さらに「センター」や「サイド」に分けて考えることもあるため、「組織的な連携」を必要とします。
フットサルは狭くて少ない

フットサルは、狭いエリアに5人でプレイするため、攻守の切り替わりが早く、「攻撃的なポジション」と「守備的なポジション」をはっきり分けてしまうと、状況に対応できなくなります。
フットサルでは、ポジションを「ある程度」に分け、状況によって移り変わるものとして考えるので、どのポジションもこなせる能力や1vs1に負けない「個の力」を必要とします。
複数のオブジェクト(ガチアサリ)によって、目まぐるしく切り替わる攻守に対応するためには、サッカーより、フットサルの戦術理論を応用したほうがよさそうです。
❷フットサルとガチアサリで『数的不利』が生まれるパターン
今度は、フットサルとガチアサリに共通する『数的不利』が生まれるパターンについてお話します。
1.守備フェーズで『数的不利』が生まれるパターン

(図1)は、レッドチームの【5番】が守備をサボったことで生まれた『数的不利』です。
ガチアサリで「敵陣ゴール付近に潜伏してカモンしている味方」は、この【5番】と同じように「ボールがくれば1点」と考えているのですが、そのためチームは『数的不利』をやりくりする必要があります。
2.攻撃フェーズで『数的不利』が生まれるパターン

(図2)では、レッドチームの【2番】が、右サイドの【4番】へパスを出したあと、その後ろのスペースへ「守備的なサポート」に動いています。
人数が多いサッカーでは基本のプレイですが、人数が少ないフットサルでこれをやると、前線がいつも『数的不利』なので、圧倒的な個人技を持った選手がいないと得点できません。
ガチアサリでは【2番】のように、「長射程ブキを担いで自陣に引きこもる味方」や「ゴール守るマン」など、最初から最後まで守備的に立ち回る味方がいると、攻撃フェーズで慢性的な『数的不利』が生まれます。
3.全員攻撃と全員守備が基本

(図3)では、レッドチームの【2番】が、右サイドの【4番】へパスを出したあと、その前のスペースへ「攻撃的なサポート」に動いています。
ボールも人も動いているので、『数的同位』で敵陣に侵入することができました。
人数が少ないフットサルやバスケでは、パスを出した直後に「攻撃的サポート」に動く「パス&ゴー(パス&ラン)」が通常営業で、「全員攻撃、全員守備」という考え方が基本です。
❸ガチアサリは広くて少ない

ガチアサリは、サッカーと同じ広いエリアでプレイするので、「攻撃的なポジション」と「守備的なポジション」を分けて考えがちですが、


広大なフィールドにフットサルより少ない人数でプレイするので、「ポジション」や「担当」をはっきり分けて考えると、個の力で勝る相手に為す術がありません。
味方に数的不利を押し付ける行動に注意して、「全員攻撃・全員守備」の意識を高める方が、勝率の安定につながるかもしれません。
ゴール守るマンが生む『数的不利』

(図4)はアジフライスタジアムでよく見る布陣です。
グリーンチームの【A】がガチアサリを作り、【B】がサポートに行くところで、【C】と【D】は長射程のブキで援護したり塗ったりしているシーンでしょうか。
対するパープルチームはゴールを守る守備陣形を作っています、【4番】はリスポンして急いで守備陣形に加わるシーンでしょう。
1.攻撃が失敗するパターン

実は、アジフライスタジアムでよく見かける【C】と【D】がいわゆる「ゴール守るマン」であり、この2人の守備的なポジショニングによって前線に数的不利が生まれ、【A】と【B】はいつまでもアタッキングサードに侵入する事ができません。
この布陣の場合、シュートが成功するかどうかは【A】と【B】の個の力と運動量にかかっていて、それぞれが「2人分以上の仕事」をしないと得点は難しく、パープルチーム側からすればこんなに守りやすい相手はいません。
そして【A】と【B】の攻撃失敗(デス)は、そのままグリーンチームの大ピンチになります。
2.攻撃が成功するパターン

【図6】は攻撃が成功するシーンによく見る布陣です。グリーンチームは「全員攻撃」が出来ていて、パープルチームの【3番】はカウンターを狙っているのでしょうか、守備をサボっています
このようにガチアサリでは「全員攻撃・全員守備」を徹底する方が、数的不利の時間を少なくできるので、試合を有利に運ぶことができます。
とはいえ、これを徹底するためには、チーム全員の協力が必要なので、野良アサリはマッチングシステムに抗うことが非常に難しいのです。
ガチアサリで、私たち一般的なプレイヤーができることは、『守備をサボる味方や攻撃に参加しない味方の分まで汗をかいて元気に走るだけ』なのです。
「元気があればなんでもできる!」
最終回でまさかの根性論を展開したところで、起死回生の「必殺フォーメーション」を紹介して、ガチアサリ篇を締めくくりたいと思います。
❹ガチアサリのフォーメーション
①ドラゴンフライ

ガチアサリを2つ作り、2人のランニングバックがそれぞれ別々のランルートからゴールに迫る攻撃フォーメーションを『ドラゴンフライ』です。
味方に「ゴール守るマン」がいて、何度リードブロッカーを担当しても、数的不利でアタッキングサードへの侵入が上手くいかない場合に有効です。

ドラゴンフライ成功のコツは、通常のランニングバックと同様「なるべくアタッキングサードでガチアサリを完成させる」ことです。
「ガチアサリを保持している味方」が生存していないとまったく意味をなさないので、場合によっては早めにガチアサリを完成させ、敵の守備を分散させたり混乱させるといいでしょう。
バッテラ、ハコフグ、フジツボ等、ランルートがはっきり分かれているステージでは特に有効なので、フレンドさんといろんなルートのドラゴンフライを試してみてはいかがでしょうか?
- 【ドラゴンフライ】:日大フェニックス(日本大学アメリカンフットボール部)の篠竹幹夫監督が考案した「クォーターバックを2人配置する攻撃フォーメーション」、本来のドラゴンフライの意味は『トンボ』。
②ゴールデンドラゴンフライ

ガチアサリを3つ作り、3人のランニングバックがそれぞれ別々のランルートからゴールに迫る超攻撃フォーメーションが『ゴールデンドラゴンフライ』です。
序盤に大量リードを許してしまい、後半ガチガチに守られた場合などに有効です。

リグマでなら比較的簡単に発動できるフォーメーションですが、ガチマではたまたま味方が「ドラゴンフライ」を作ったときに重ねると完成します。
上図はショッツル炭鉱ですが【B】のランルートは難易度が高いので、ホッケふ頭やチョウザメ造船等でのゴールデンドラゴンフライをオススメします。
【ゴールデンドラゴンフライ】:日大フェニックス(日本大学アメリカンフットボール部)の篠竹幹夫監督が考案した「クォーターバックを3人配置する攻撃フォーメーション」。
③スピッツも飛べるはず

ガチアサリを4つ作り、幼い微熱を下げられないまま別々のランルートからゴールに迫る、隠したナイフが似合わない超絶攻撃的フォーメーションが『スピッツも飛べるはず』です。
ガチアサリを4つ同時に作ることは不可能ではありませんし、初対面の味方が別々の4方向から同時に攻めるなんて夢のある話ですが、ウデマエが思い出になる前にやめておきましょう。(4リグでお試しください)
❺ボンゴレ・ネロ
大好評の「アサリレシピシリーズ」も最終回です、イカ墨ペーストが手に入ったので、今回は「ボンゴレ・ネロ」を作ってみました。
イカ墨ペーストを使う用事はあまり無いと思うので、「KALDI COFFEE FARM(カルディコーヒーファーム)」に売ってる、少量のやつをオススメします。

カルディは蔦屋書店とかに入ってるこんなお店。

この子を探してください。4g(2人分)の袋が2つ入っています。
作り方
- アサリ・・・・・・200g
- パスタ・・・・・・200g
- オリーブオイル・・大さじ3
- ニンニク・・・・・1かけ
- (チューブなら小さじ1)
- 唐辛子(輪切り)・小さじ1
- 白ワイン・・・・・50cc
- アンチョビ・・・・4フィレ
- イカぶつ切り・・・100g
- (ゲソでも可)
- ホールトマト・・・1缶
- ドライトマト・・・大さじ1
- イカ墨ペースト・・4g
- 茹で汁・・・・・・50cc
- 塩|胡椒・・・・・適量
飾り用
- プチトマト・・・・2個
- ミントの葉・・・・数枚
その他
- ※パスタ茹で水・・・2リットル
- ※パスタ茹で塩・・・大さじ1
- ※砂抜き用の水・・・300ml
- ※砂抜き用の塩・・・小さじ1と1/2
①アサリの砂抜き

アサリを3%の食塩水に浸して砂抜きをした後、塩水を吐かせます。(※アサリの味噌汁の作り方①アサリの砂抜き:参照)
②ニンニクと唐辛子(輪切り)をオリーブオイルで炒める

(パスタを茹でる用のお湯を沸かし始めるとナイス)
③アサリと白ワインを投入(弱火〜弱めの中火)

ニンニクの香りが立ち、きつね色になってきたらアサリと白ワインを投入。
④蓋をして蒸す(弱めの中火)

⑤アサリの口が開いたらアサリだけ取り出す

アサリは煮詰めると身が縮んで固くなるので、口が開いたらアサリだけ取り出しましょう。


ここまでは前回の「ボンゴレ・ビアンコの作り方」と同じです。
⑥アンチョビとイカぶつ切りを投入

アンチョビはオイル漬けの保存食なので開封後も1ヶ月程度は使えます。
残ったアンチョビはキャベツと炒めて「アンチョビキャベツ」にしたり、「ペペロンチーノ」に入れても美味しいです。


「フィレ」とは魚を「三枚に下ろして骨を抜いた切り身」の事なので、これが1フィレ。


今回は4フィレを粗みじんにして使います。


アンチョビ投入(中火)


イカぶつ切りも投入(中火)
⑦ホールトマトとドライトマトを投入(中火)

イカの色が変わるまで炒めたら「ホールトマト」と「ドライトマト」を投入。ドライトマトは粗みじんに。
⑧イカ墨ペースト投入(弱火)

ぎゃー。4gでもこの破壊力。洗いたての白いシャツに着替えて慎重にまぜまぜしてください(エプロンをしてください)。
⑨パスタを茹でる

後でイカ墨ソースと合わせて火を入れるので表示より1分短く茹でます。
パスタは100g(1人分)茹でるのに1リットルの水が基本、今回は2人分(200g)なので、2リットルの水を沸騰させます。
⑩もしもの保険に茹で汁を確保

味が濃くなりすぎたりパスタがパサパサになったときの保険に「茹で汁を50ccほど」確保しておきましょう。
⑪パスタとアサリを投入(弱火〜弱めの中火)

パスタを投入


アサリも投入。1分でイカ墨ソースとパスタを和えつつ、塩胡椒で味を整えましょう。アンチョビがしょっぱいので味見しながら(弱火〜弱めの中火)。
⑫まぜまぜしたらお皿に盛り付ける

お皿に盛り付けてプチトマトとミントを飾ったら出来上がり♪