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シャチョホコ(ホコ持ち)

 ガチホコルールにおいてイカフェッショナルの最優先事項は「ホコを担ぐこと」です。ホコを担がなくても許されるのは、自軍ホコがゴールするまでの間、ホコルート上の敵を全て倒し続けることができる強イカだけなのです。一般プレイヤーの私たちは、今日も汗をかいてホコを担ぎましょう。

❶「持たない」と「持てない」は違う

 2018年3月21日、RAGE Splatoon2 Extreme で初代王者に輝いた「TASO」さんが、超絶スター軍団「GG boyz」さんを相手に準決勝で繰り広げたバトルは名勝負でした。GG boyzさんを観たくてパソコンの前に座ったのに、圧倒的な対人能力を持つ相手に一歩も引かないTASOさんのファイティングスピリットに拍手を送ったイカさんは多いのではないでしょうか。

 そのTASOさんの戦術は、試合後のインタビューで本人達が答えている通り「ホコ持ちを固定しない」でした。つまり、ホコを持てるタイミングにある人がシャチョホコを担当して、その他のメンバーは状況に合わせて別の仕事を担当していたのです。

 これを可能にするためには「全員がホコを持てること」が大前提ですし、「全員がホコ持ちの気持ちを理解している」必要があります。「持たない」を選択すべき場面は沢山ありますが、「持てない」は戦術の幅を狭めてしまうだけなので、ホコを持つのが苦手なイカさんはプラベなどで率先してシャチョホコを練習してみるといいかもしれません。

❷ホコルートの選択

 突然ですが、ウデマエが伸びる人と伸びない人には、それぞれ大きな特徴があります。

 前者は上手な人の「考え方」に興味を持っているのに対して、後者は上手な人の「やり方」に興味を持っているのです。

 なので、「このステージはどのホコルートを選ぶと勝てる?」と、『やり方』を知りたがる人は、いずれ伸び悩みます。

 ウデマエが伸びる人は「ホコルートを選ぶ基準はなんですか?」とか、「さっき、どうしてあのルートを選んだの?」と、上手な人が何を考えているのかに興味を持つので、ステージやメンバーが違っても、「自分で応用を効かせること」が出来るのです。

「ミュージシャン」「イラストレーター」「政治家」「企業家」「プロゲーマー」どんな分野でも、成功するタイプの人は『その分野で結果を出している人』の「考え方」や「価値観」を模倣し、失敗するタイプの人は「言動」や「立ち居振る舞い」や「ファッション」を模倣しがちです。

 でも、世の中には「やり方を知りたい人の数」の方が圧倒的に多いので、ゲーム動画の再生数を伸ばしたいときや、ゲーム攻略記事のアクセス数を伸ばしたいときは、タイトルに【◯◯すれば絶対勝てる!】とか【○○の最強ホコルート教えます!】など、『やり方を提示すること』が有効でありアフィリエイターの鉄則でもあるのです。

 えっ?その理屈だとイカスミカフェのアクセス数が伸びない?

 いいえ、問題ありません。イカスミカフェはアクセス数などこれっぽっちも気にしていないのです。だから、もし、アナタがウデマエXを達成する日が来たなら、『イカスミカフェを読んだらウデマエが上がって、金運も上がって、あと、広瀬すず似の彼女ができたなう』とつぶやいてください、そして、なるべくフォロワーの多いフレンドさんにリツイートし(以下略)

 では、上手なホコ持ちはどのようにホコルートを選択しているのでしょうか?答えは『そのとき、最もカウントが進むルートを選ぶ』なのです。

 状況によって「最善のホコルート」は常に変化しているので、上手なホコ持ちはホコルートが「ステージによって決まる」のではなく、『状況によって決まること』を知っているのです。

 では「状況」とはなんでしょうか?以下に店長がルートをチョイスするときに考えていることを書きますので、ヒントにしてもらえればと思います。フレンドさんの中で一番ホコ持ちが上手な人に、ルートを選ぶときの「考え方」を聞いてみるのもオススメです。

①敵が少ないルートを選ぶ

 ホコルートが複数あるステージではすべてのルートを守ることは不可能なので、必ず「手薄なルート」が出来ます。動画で紹介されるような「有名なルート」は相手も研究しているので守りの枚数を増やす傾向にあり、味方のブチョホコがよほど強くないと突破は難しいでしょう。

②強ブチョホコに付いていく

 味方に強いブチョホコがいたら、それがどんなルートでも迷わず付いていきます。優秀なブチョホコは「敵の少ないルート」をチョイスしていることが多いので、自動的に①のルートを選んでいることにもなります。また、ルート上に敵がいても後ろからホコショを撃ってブチョホコを援護することで突破の確率はさらに上がります。

③負けないためのルートを選ぶ

 カウントでリードしているときとリードされているとき、残り時間が多いときと少ないとき、それぞれルート選択の基準が変わります。

【リードしていて残り時間が多い】

 スプラトゥーン2のステージは何しろ逆転しやすく作られています。残りカウント1まで進めて大量リードしていても、あっさり逆転できてしまうのが今作のガチホコの恐ろしい所です。どんなにリードしていたとしても、残り時間が多ければ通常営業で攻め続けます。『攻撃は最大の防御』なのです。

【リードしていて残り時間が少ない】

 カウンターを受けにくいルートを選びます(シャチョホコの名手ひょうかさんから学んだ考え方)。攻め続けるだけでも勝率は上がりますが、時間を稼ぐことで勝ちが見えているのであれば「敵にホコを奪われても危なくならないルート」を選択します。さらにカウントを削りに行くルートを選択するのではなく、味方が守りやすい場所や、自陣ゴールに進みにくい場所でデスできるルートです。特に、敵の戦力が上なのに「なんとかリードしてる状況」で使いたい戦術です。

【リードされていて残り時間が長い】

 リードされている状況はシャチョホコの決断力が試されるときです。兎にも角にもホコを前進させて玉砕するのも1つの選択ですが、リードされている場合は「敵の戦力の方が上」であることが多いので、パワープレイをしかけても相手がミスをしない限り逆転は難しいでしょう。残り時間が長い場合は、ルート選択の前にホコショで塗り状況を整え、味方を落ち着かせることからはじめます。塗り状況がある程度整ったら通常営業で仕切り直しましょう。

【リードされていて残り時間が短い】

 絶対絶命のピンチです。大量リードされているなら、敵の戦力が上である場合が殆どなので、シャチョホコが単騎で特攻しても蛮勇に終わるだけです。味方の集中力を信じて焦れずに通常営業で攻めるしかありません。自陣に浅く攻められた程度のリードであれば、あれこれ考えず進めるルートがあればぶっちぎります。このような競り合っている状況では、追われている方(リードしている方)がミスをしやすいので、ルートを選択するというよりは、「ゴールに近い場所に移動する」イメージでカウントリードを狙います。

❸最短でノックアウトを狙う

 ガチホコは「なるべく早く勝つこと」にこだわりたいルールです。ルール変更までの限られた時間で「最も多く勝てる」可能性があるのがガチホコルールだからです。なので、店長が1番最初に「カンスト(S+50※1)」を達成したのもガチホコでした。

※1)Ver.3.0.0 のアップデートで「S+9」の次は「X」になったので、「カンスト(S+50)」の概念は無くなりました。

 とはいえ、「最短でノックアウトを狙う」を意識しすぎて「ホコを持ったら兎に角突っ込む」ようになると、すぐに相手に対応されてしまいます。

「兎に角突っ込む」という速攻戦術は、ステージが広く明確な防衛ラインのあった前作では、「1カウント差を守り切ること」ができたので有効だったのですが、今作は「カウント1からの逆転」が頻繁に起こりうるボコスカ仕様なのであまり有効ではないようです。

 ボコスカに付き合わず、ホコ持ちがデスしないよう「みんなでゴールまでちゃんと運ぶ」方が結果的に1番の近道かもしれません。

 目の前にホコがあっても絶対に担がない「グラディエイカー」のカモン連打に惑わされず、イライラもせず、慎重かつ最短でホコを運べるように練習してみましょう。

 今作のホコショは強いので「戦闘している味方の援護」も得意です。ルートを作ってくれるありがたいブチョホコの援護も練習しましょう。また、味方が複数デスしていて「数的不利」になっていても、護衛のカチョホコが生き残っていれば「味方の復帰を待つこと」も選択肢に入れたい所です。

 そして、リードされたうえに塗り固められ、完全に押されている状況でも「ホコショで塗り状況を整えてから攻め崩す」という気持ちの余裕を持てたらもう立派な「シャチョホコ」です。

 是非「私にホコを持たせろぉぉぉ」と味方からホコをぶん取るくらい、持って持って持ちまくってチームを勝利に導いて下さい。

❹巻末コラム

第二回「スティーブ・ヒョブズの経歴」
  • 幼少時代
    • 19XX年、6歳になったヒョブズはマンタ・ロマ小学校に入学。幼少時代のヒョブズは、とても手のかかる子供だったという。イカパッチンの金具が電気を通すのか確かめるために、デンチナマズの鼻の穴にイカパッチンを差し込んで感電したり、小学校では授業中トイレに行くクラスメイトにポイントセンサーを投げるなど、エピソードに事欠かない少年だったという。
  • 少年時代
    • ヒョブズが13歳のとき「ヒッセンヒュー・パッカード社(hp)」の創業者ビル・ヒッセン氏の自宅に電話をかける。黒い噂の絶えないビル・ヒッセン氏がヒラメが丘団地に隠れ住んでいることを知り、電話帳で調べたところヒラメが丘団地に彼の名前で掲載されている番号はひとつしかなかった。ヒョブズが「パソコンの部品を下さい。あと、近くのコンビニエンスストアで web money のプリペイドカードを買うのを手伝ってもらえますか?」と言うと、ビル・ヒッセン氏はヒョブズを気に入り、部品をくれたばかりか、夏休みにアルバイトをしないか?と持ちかけた。
    • アルバイト先はヒッセンヒュー・パッカードの支社で、使用済みテレホンカードの裏に銀色のテープを貼る不思議な仕事だった。後のインタビューで「仕事の内容はよくわからなかった。カタコトの人がいっぱい働いていた」と語っている。
    • 14歳になったとき、はじめてナワバリバトルに出場。「銀色のテープを正しい位置に素早く貼る作業」の繰り返しで培われた正確なエイムは同世代を圧倒。射撃の瞬間「狙って貼る、曲げるなドン」と呟くことから「貼る曲げドン」の異名で恐れられた。
  • 青年時代
    • ヒッセンヒュー・パッカード社での作業中、となりの机で銀色のテープを貼っていた「イカすマセニアック」と意気投合し、ヒョップル社を立ち上げ、個人向けのコンピューター「HyoppleⅠ」を開発。初期型はあまり売れなかったので、交代で銀色のテープを貼る仕事をして会社を運営。
    • 後のインタビューでマセニアックは当時を振り返り「テープを貼るアルバイトだから、ハルバイト。なんちゃって」と答え失笑を買うが、この後に開発した「Hyopple Ⅱ」が爆発的な人気を呼びヒョップル・コンピューターはシリコンブバレーを代表する大企業となった。
  • 現在
    • 長年ライバル関係にあったマイクラソフトの「ゲリ・ビィツ氏」と業務提携を成功させ、自身の半生を描いた主演映画「STEVE・HYOBS〜不思議な銀色のテープ〜【上野公園編】」が大ヒット。現在は続編にあたる【代々木公園編】の撮影中である。
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