ガチエリアの基本戦術

 最も考えることが少ないシンプルなガチルールです。前作よりエリア範囲が狭くなり、打開しやすくなった結果、対人能力の高いチームが一方的に勝つ試合が増えたように思います。是が非でもマッチングシステムに抗っていきましょう。(ガチエリアは書くことが少ないので、全ルールに共通した「考え方」についても触れていこうと思います)

❶戦術ってなーに?

 戦術とは【得たい結果】から逆算した「合理的な行動」です。そして、それこそがイカスミ流タチマワリの極意でもあります。サッカーやバスケットの戦術がゴールから逆算して組み立てられるように、ガチエリアの戦術も「ガチ行動(エリア制圧)」から逆算して考えると、案外スムーズにウデマエが上がるかもしれません。

❷ガチエリアの優先順位

 イカスミ流タチマワリは二言目には「優先順位」って言います。そして結果から逆算したガチエリアの優先順位はこうです。

得たい結果【エリアの制圧】

優先順位
  1. 【ヌル】
    • エリアを制圧するために塗る
  2. 【キル】
    • 敵が邪魔で塗れないなら倒す

ガチエリア篇おしまい。

完)

 と、最終回にしたいくらいガチエリアはシンプルに考えてほしいのですが、S〜S+の闇につかまってしまうイカさんの優先順位は、もしかするとこんな感じかもしれません。

得たい結果【目先の勝利】

優先順位
  1. 【キル】
    • 動いている敵を見たら倒す
  2. 【キル】
    • 敵がいなかったら探して倒す
  3. 【ヌル】
    • 塗らざるを得なくなったら塗る

 この方法で勝ち続けられるのは「ファンタジスタ」「ストライカー」など対人能力が「ぱない」イカさんだけです(関連記事※1参照)。

 平均キルレが1.0〜2.0ほどですと、キルだけで勝ち続けるのは難しいかと思いますし、今までと同じ方法では勝率もウデマエもマッチングに左右されてしまうかもしれません。

❸まずエリアの制圧を試みる

 どのルールでも、イカフェッショナルにとって【ガチ行動】は最優先事項です。ロベルト本郷も「ゴールが見えたらうて!!」と言っているので、「エリアが見えたら塗れ‼︎」なのです。

 しかし、相手チームもエリアを制圧しようと塗ってきますから、お互いがひたすらエリアを塗りあうと、総合的な「塗り効率の高いチーム」が先にエリアを制圧することになるでしょう。

 ここではじめて【キル】に優先順位が移ります。「キルしなければ塗れない」「キルしなければ制圧されてしまう」からキルするという考え方です。

 むしろ、「キルしなくても制圧できるなら0キルで終わってもいい」と考えます。なんということでしょう、武田信玄のクーデターみたいです。

 ガチエリアは「エリアを制圧している側」がイニシアチブ(主導権)を持つので、先にエリアを制圧してしまえば、相手チームの対人能力が少しくらい上でも、対面を互角に持ち込める可能性が生まれます。

 なぜなら、相手チームはエリアを塗り返しながら戦わなければいけませんが、味方チームは「キルに専念できるから」です。

 両チームの戦力差が分からない序盤こそ、「先にエリアを制圧することが定石」になっているのには、こういった理由も関係しているのです。

 しかし、相手にも味方にもこの定石を無視してキルを優先するイカさんはいるでしょうし、定石を逆手に取った奇策として【ヌル】より先に【キル】を用いるイカさんもいるでしょう。

 エリアを制圧することに気を取られ過ぎると、裏取り(関連記事※2参照)を許してしまう結果に繋がるので、序盤は相手チームのポジショニングにも注意を払いたいところです。

 開幕直後はマップをチェックして、相手インクの進み具合から「裏取りの有無」を確認するクセをつけると、先手を取られにくくなります。

❹戦術って必要?

出典|孫子の兵法(第三章・謀攻篇)

孫子曰、知彼知己者、百戰不殆、不知彼而知己、一勝一負、不知彼不知己、毎戰必殆

現代語訳

孫子だお。相手を知り、自分を知ってれば100戦しても負けることはないお。相手を知らず、自分のことしか知らなければ勝率はマッチングに左右されるお。相手を知らず、自分のことも知らなければ戦う度に負けるお。

 宮本武蔵の本を読むとだいたい出てくる有名な言葉ですが、元ネタは「孫子の兵法【第三章・謀攻篇】の五節」です。(ちなみに武田信玄の「風林火山」も、ナポレオンの「一頭の狼が率いる羊の群れ~」もソースは孫子なのです。すごいよ孫さん)

 この言葉は、現代スポーツ戦術理論やビジネスにもたびたび応用される名言ですが、ガチマに例えるなら「相手チームの戦力(個性)と、味方チームの戦力(個性)の両方を理解して戦うと勝率が上がるよ」ってほどの意味になります。

 タチマワリは、マッチングされた相手と味方の戦力をみて、臨機応変に変えるべきものなので、「いつも同じ戦い方」をしていると勝率はマッチングに左右され続けることになります。

 例えば、「相手がめちゃくちゃ弱くて、味方がめちゃくちゃ強いこと」を知っている場合は戦術なんていりませんし、S帯のイカさんがB帯でプレイするなら基本戦術を無視しても負けることはないかもしれません。

 しかし、敵軍にも同じく「中の人がS帯」のイカさんがいる場合はそうはいきません。この場合は「戦術理解度に長けた方」の勝率が高くなります。

「タチマワリ」がその力を最も発揮するのは、相手の戦力が味方と同じか、それ以上だった場合なので、「味方が弱いから負けた」というセリフは「味方が弱いときの戦い方を知らなかったから負けた」といい換えることが出来ます。

 FCバルセロナ(サッカーチーム)の元監督「ボビー・ロブソン」が、攻撃的戦術の不足を指摘されたとき、『私の戦術はロナウドだ(イケメンじゃない方の)』と言い返したのは有名な話です。

 全盛期のロナウド(イケメンじゃない方)のような、『圧倒的な個の力』があれば、どんなマッチングでも、どんなタチマワリでもウデマエXになれると思います。

 しかし、「味方の個性を最大限に活かしたタチマワリ」で、戦力で勝る相手に「チームワークで勝ったとき」の方が楽しいですし、それを楽しむことが出来るアナタなら、ウデマエXは時間の問題だと思うのです。

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