PICK UP !
ワッショイ(ルート確保)

 ガチヤグラルールにおいて、イカフェッショナルの最優先事項は【ノル】ですが、世間は「ワッショイ上等」のイカさん達であふれかえっていて、世はまさに、「大ワッショイ時代」なのです。

 とはいえ、まじめにコツコツ頑張っていると、ヤグラに乗ってくれる「ナイスガイ」がマッチングされることもあるので、この「ボーナスゲーム」を取りこぼさないように、「ワッショイ」も練習しておきましょう。

ガチヤグラの3つの役割
関連記事ガチヤグラの3つの役割
 ガチヤグラには「ソイヤ」「ワッショイ」「ラッセーラ」という3つの役割があり、「今どの役割を担当するべきか?」を素早く判断できると勝率が上がります。  一つ一つの役割はとてもシンプルなので、プラベやリグマで練習すればすぐにマスターできると思います。  また、ガチヤグラは、他のどのルールよりも「努力が報われるルール」だと...

❶ワッショイの作法

 いつもヤグラに乗る人は「ワッショイ」を担当しても上手です。

 これは、「自分の苦労を自慢する人」よりも、「他人の苦労を思いやれる人」の方が『好かれる』ということに似ています。

 とはいえ、学校や会社に「全然寝てないこと」を自慢してくる人がいても、面倒くさがってはいけません。

『えっ、寝てないのすごい、武井壮も1日45分しか寝てないらしいよ?えっ、百獣の王じゃん、えっえっ、ちょっと力こぶ作ってみて、えっ、普通』

 など、褒めちぎってみましょう。

 さて、ホコルートを自由に選べるガチホコと違い、ヤグラルートはステージ毎に「決まっている」ので、敵も味方も『前線(ヤグラ)がどこになるか知っている』というのがガチヤグラのポイントです。

 このポイントを念頭に置きながら、ワッショイの作法を見てみましょう。

①「敵ブキの射程」を把握する

「ワッショイの仕事」は敵を倒すことではなく『味方が乗ったヤグラを進ませること』です。

 つまり、ヤグラの進行を妨げる敵を優先してワッショイするべきであり、「ヤグラの進行に関係しない敵」や、「ヤグラに攻撃が届かない射程の敵」は『ノーワッショイ』でもいいのです。

 このため、「敵ブキの射程を把握すること」は重要なポイントです。

②「ソイヤの安否」は常に確認する

 チャーやハイドラなど、長射程ブキの敵からソイヤを守るために、前線(ヤグラ)を離れるときがあります。

 この「ヤグラを離れるとき」に、敵をキルすることに集中しすぎて、「ヤグラが奪われたこと」に気がつかないと、大量リードを奪われ、相手に【勢い】を与えることに繋がります。

「ソイヤの安否は常に確認する」よう心がけ、「敵がフリーでヤグラに乗る時間」を作らないように気をつけましょう。

ガチヤグラの基本戦術
関連記事ガチヤグラの基本戦術
「役割を分担した方がカウントを削りやすい」という点はガチホコと同じですが、ガチヤグラでは『流動的に役割を替えた方がカウントを削りやすい』ので、個人的には「最もチームワークを必要とするルール」だと思っています。  とはいえ、ガチマッチでは味方を選べませんし、「流動的に役割を替える戦術」を、完全にコントロールすることは不可...

③ヤグラの上は「いつもキレイ」に

 ヤグラを清めることは、ソイヤだけの作法ではありません。敵陣の防衛ポイントなどで「ソイヤが自由に動けないとき」にヤグラの上が敵インクで汚れてしまったら、ボムを投げ入れるなどしてヤグラを清めるサポートをしてあげましょう。

 ワッショイたるもの「ソイヤが1カウントでも長くヤグラに乗っていられるように」、最大限のサポートを意識しましょう。

ソイヤ(ヤグラ乗り)
関連記事ソイヤ(ヤグラ乗り)
 始計篇からコツコツ読んでくださり、基本篇では睡魔との激闘を繰り広げ、ついにガチヤグラ篇にたどり着いたアナタに、「ガチヤグラにおいて、イカフェッショナルの最優先事項は?」と尋ねれば、『ヤグラに乗るんじゃい』と即答することでしょう。  ヤグラに乗らなくても許されるのは、敵を1人もヤグラに近づけさせない『ぱないイカ』だけだ...

④「ヤグラの側面」もキレイに

 ヤグラの側面を敵インクで汚したままにしておくと、速攻を受けて「ヤグラを乗っ取られる」ことがあります。

 しかし、ヤグラ側面を塗り返してあげることで、敵がこっそり乗り込めなくなるので、味方のクリアリングを助けることに繋がりますし、ヤグラを奪われたときにも奪還しやすくなります。

⑤ヤグラの「全方位の安全」に注意する

 ワッショイはヤグラルートの安全確保のため、ヤグラの前に出て闘う場面が多くなりますが、賢い敵は「守りが薄い方向から」ヤグラを止めにきます。

 目の前に敵が2人いれば、残りの2人は「そこじゃない所にいる」のが道理なので、守りの薄い方向から狙われていないか、常に注意しながらワッショイしましょう。

 各ステージのヤグラルートで、「裏を取られやすいポイント」を覚えるためにも、「ソイヤ」の練習もがんばりましょう。

❷ワッショイはMF(ミッドフィールダー)

 ガチホコで率先してブチョホコを担当する勇敢なイカさんタコさんは、ガチヤグラではワッショイを担当することが多いので、ブチョホコ(アタッカー)と同じやり方をしてしまうことがよくあります。

 でも、ブチョホコとワッショイの仕事は「ぜんぜん違う」のです。

 仮に、「道なき道」に、シャチョホコが進める道を切り開く、攻撃的ポジションであるブチョホコを、サッカーでいう【FW】(フォワード)だとします。

 これ対して、「決まった道」を、ヤグラが安全に進めるように護衛するワッショイは、攻撃と守備の両面を行うポジションなので、【MF】(ミッドフィールダー)に相当するポジションと考えることができます。

 優秀なワッショイは、「どこを攻めればヤグラが進む?」を考えるのと同時に、「どこを守ればヤグラは止まらない?」も考えているのです。

 孫子の兵法【第六章・虚実篇】の二節で孫子はこう言っています。

出典|孫子の兵法(第六章・虚実篇)

「出其所不趨、趨其所不意、行千里而不勞者、行於無人之地也、攻而必取者、攻其所不守也、守而必固者、守其所不攻也、故善攻者、敵不知其所守、善守者、敵不知其所攻、微乎微乎、至於無形、神乎神乎、至於無聲、故能爲敵之司命」

書き下し文

その必ず趨く所に出で、その意わざる所に趨き、千里を行いて労れざるは、無人の地を行けばなり。攻めて必ず取るは、その守らざる所を攻むればなり。守りて必ず固きは、その攻めざる所を守ればなり。ゆえに善く攻むる者には、敵、その守る所を知らず。善く守る者には、敵、その攻むる所を知らず。微なるかな微なるかな、無形に至る。神なるかな神なるかな、無声むに至る。ゆえによく敵の司命をなす。

現代語訳

 いいか杉元、敵が進めない所に現れ、敵が意図しない所から攻撃をしかけ、千里の距離を進軍しても疲れないのは、敵がいないルートを進軍するからだ。敵のヤグラを攻めれば必ず止めるのは、敵の守りが薄い所から攻めるからだし、味方のヤグラを守れば必ず守り切るのは、敵がヤグラを攻撃できない所で守るからだ。つまり、攻撃が上手なワッショイは相手が何処を守ればいいのかわからなくするし、守備が上手なワッショイは相手がどこを攻めればいいのかわからなくするのだ。ヒンナヒンナ、それはまるで桜鍋の中に溶けたオソマのように形が無く、そしてキムンカムイのように偉大なのだ。

 攻守の両面を行うワッショイは、ブチョホコよりも「カチョホコ」に近い立ち回りが求められます。ホコ篇で「味方がホコを持った時は率先してカチョホコを担当して下さい」といっていたのはこのためです。

 目の前の敵を倒す【個人技】は高いほどいいですし、日頃から練習するべき技術です。しかし、スプラトゥーンが「4vs4のチーム戦」である以上、【連携】や【戦術】も「重要なファクターの1つ」であることに違いはありません。

「20キルしても勝てない」バトルがあったとき、もっと【個人技】を鍛えて「30キルしたら勝てる」かもしれません。

 でも、【連携】や【戦術】を「考え方」に取り入れることが出来れば、「9キル以下でも勝てる」バトルが増えるかもしれません。

❸ワッショイの仕事

 ガチヤグラの基本戦術は【勢い】ですが、ソイヤはヤグラ上に固定されているので、【勢い】をコントロールするのはワッショイの仕事です。

①「数的有利」を作る

 敵を倒して「数的有利」を作れば【勢い】が生まれます。ただし、ヤグラの進行に関係のない敵を倒しても、ヤグラ周りには「数的有利」を作れないので、【勢い】は生まれません。

②「地的有利」を作る

 味方には、塗り状況が悪いと力を発揮できないタイプのイカさんもいるので、序盤で相手の【勢い】に押されて塗り固められると、そのまま最後まで押し切られる場合があります。

 戦力的に分が悪いと感じたマッチングのときほど、「塗り意識」を高め、味方が戦いやすい状況を作り、敵に【勢い】を奪われないようにすることも大切です。

③「防衛拠点」を制圧する

 どのステージにも、突破すれば大きくカウントを奪える、「防衛拠点」が存在します。

 防衛拠点を制圧することは、チームに【勢い】を生むよい方法ですが、この場合の勢いは「瞬間最大風速」のようなものなので、制圧するタイミングがとても重要です。

 防衛拠点は相手も必死に守ろうとするので、長く制圧し続けることは難しく、ヤグラが遥か彼方にいるうちに制圧してしまうと、ヤグラが通過するまでもたなかったり、そもそものヤグラが奪われてしまえば、【勢い】は相手のものになります。

 ヤグラが通過するタイミングで防衛拠点が制圧できるよう、味方と呼吸を合わせることがポイントです。

④「相手の勢い」の根源を押さえる

【勢い】は相手も奪いに来ます。敵軍に優秀な「イカフェッショナル」がいれば常に先手を取られるでしょうし、対人能力の高い「ストライカー」がいれば自由に仕事をさせてもらえません。

【勢い】をコントロールできないときは、相手の【勢い】の根源であるキープレイカーを探して自由に仕事をさせないようにしましょう。

 また、敵軍のチャージャーやハイドラなどの「長射程のキープレイカー」が原因で【勢い】を奪えないときは、スペシャルを活用したり裏取りにチャレンジしてもいいかもしれません。

 相手に強イカがいて【勢い】が奪えないときは、味方の強イカをぶつけるしかありません。味方に自分より強いイカがいる場合は、なるべくソイヤを担当させないようにしましょう。

 逆に「自分がいちばん強イカ」のマッチングでは、相手エースと相打ち以上になるように頑張りましょう。

⑤相手に「勢いを与えない」

 ワッショイは、攻守の両面で立ち回るMF(ミッドフィールダー)です。

 攻撃フェーズでは【勢い】をコントロールして攻めますが、逆に、守備フェーズでは相手に【勢い】をコントロールされないように(①〜④の仕事をさせないように)立ち回ります。

 相手のキープレイカーの考えを読み、最後まで思考を停止させず、賢いチャレンジを続けていきましょう。

❹巻末コラム

前略、ヤグラの上より|第三回

「言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても、俺が必ず、もう一度ソイヤしに行くって」

※【ムゥー】2018年2月号より(特集:生まれ変わりの科学「ソイヤ・ゲノム」の謎、他)

 伝説のヤグラ乗りとして語り継がれる「ポポン氏」の名言を紹介するコーナー、『第三回』である今回は、世界の不思議に挑戦するミステリーマガジン【ムゥー】での櫓追純一(やぐらおいじゅんいち)氏との対談での言葉である。

 少年時代、高尾山でタヌキを連れ去ろうとする「ヤグラ型UFO」を発見したポポン氏は、迷うことなくヤグラ型UFOによじ登り、「キャトルミューティレーション・ソイヤ!」と叫んだという。

 驚いたUFOがポポン氏を振り落とそうと暴れたため、まだ少年だったポポン氏は落下してしまったそうだ。

 ポポン氏はこのとき、「キャトルミューティレーション・ソイヤ失敗の屈辱」を胸に刻み、「絶対に諦めない!絶対に降りない!」を掲げ、数々のガチヤグラバトルで、「不死身のポポン」の伝説を築き上げたのだ。

「今でも、梅の花が咲く時期になると高尾山に登って、あの時のヤグラ型UFOを探してしまうんだよ」

 と、遠い目をするポポン氏に、櫓追純一は優しくこう言ったそうだ。

「それ、キャトルミューティレーションじゃなくて、アブダクションだから」

※【キャトルミューティレーション】:家畜(特に牛)の死体の一部が切り取られ、血液がすっかり無くなるという怪現象。
※【アブダクション】:UFOが人や動物を連れ去る行為。

おすすめの記事
神奈川「中島家」横浜家系ラーメン
神奈川「中島家」横浜家系ラーメン
 東京の次に長く住んでいる神奈川県は、舞台関係の友人や、外注のイラストレーターさんがいっぱい住んでいたり、リア友はもちろん、オンラインゲームで知り合った友人も山のように住んでいる完全ホームなのです。  特に、音楽を通じて、在日朝鮮人3世、4世の友人とたくさん出会えたことは、人生において大きな財産になっていますし、アイデ...
第0話「ソイチューバー」お客様ノート編
第0話「ソイチューバー」お客様ノート編
お客様ノート  本日はイカスミカフェにご来店いただきありがとうございます当店へのご意見・ご感想等があればお聞かせくださいませ♪ イカスミカフェ店長 ※他のお客様が不快に感じる内容はお控えください。 パオなるほどなるほど、お店にお客様ノートを設置したんやね?こんなんなんぼあってもえぇからね? カトルボクのお母さんがね、好...
第5回「せりか基金賞授賞式」に参加してみた
第5回「せりか基金賞授賞式」に参加してみた
 昨夜(2021年12月17日)、第5回せりか基金賞授賞式(オンライン)が開催されました。  イカスミカフェは、6月21日(世界ALSデー)に開催したオンラインイベント「ナイス・バケツ・チャレンジ」から、せりか基金へ支援させていただいていたので、今年もせりか基金スタッフ様から招待状を頂きました。  ナイス・バケツ・チャ...
【世界初】脳波で動くロボットが接客する服屋さんの実験「BRAIN ROBOT STORE」
【世界初】脳波で動くロボットが接客する服屋さんの実験「BRAIN ROBOT STORE」
 イカスミカフェ店長が、実の父より尊敬している武藤将胤さん(ALS患者)が、新しいチャレンジをします。その名も「BRAIN ROBOT STORE(ブレイン・ロボット・ストア)」。脳波でロボットを動かして接客をする実験なのです。 どうしてロボットで接客するの? 「感染防止対策?」と思った方も多いかもしれませんし、実際そ...
潮位で変わる戦術
潮位で変わる戦術
 チームでカンストチャレンジをする場合、潮位の変化に対応した戦術を共有しておくと仕事がスムーズに終わります。特に高難易度では1人でも戦術理解度が低いと、ノルマすら達成できずに失敗する事があるので、慣れないうちは最もシンプルな約束事「潮位で変わる戦術」でチーム連携の練習をすると、より楽しくチャレンジできると思います。 ❶...