アイキャッチ・レビュー・RL2460S

【ゲーミングモニター】BenQ ZOWIE RL2460S【CS機向け】

アイキャッチ・レビュー・RL2460S
RL2460S

 世界中のゲーマーに支持されるゲーミングブランド【BenQ】の社名に込められた企業理念は「Bringing Enjoyment and Quality of Life」です。

 つまり、ユーザーに「楽しさ」と、人生における「質の高い幸福」を届ける為に、最新のテクノロジーとライフスタイルを結びつけて製造されたゲーミングモニターが【RL2460S】なのです。

    もくじ
  1. RL2460Sの【スペック】
  2. 【格闘ゲーム専用】ではありません
  3. ライバルに勝つ為の【ゲーミング仕様】
  4. 【ゲーム配信】にオススメのシステム
  5. スプラトゥーンにオススメの【画面設定】
  6. まとめ

❶RL2460Sの【スペック】

ZOWIE e-Sports(公式チャンネル)

画面

・サイズ:24インチ
・リフレッシュレート:60-75Hz
・解像度:1920×1080
・液晶:TNパネル
・応答速度:1ms(G2G)

入出力端子

・D-sub:In×1
・DVI:In×1
・HDMI:In×2 / Out×1
・音声※:In×1 / Out×1

※3.5mm ステレオミニプラグ

スピーカー

・2W×2

消費電力

・40W

ゲーミング仕様

・Black eQualizer(※1)
・インスタントモード(※1)
・AMA(Advanced Motion Accelerator)(※1)
・Head-to-head Combat Setup(※2)

※1:❸で解説
※2:❹で解説


組み立て方

RL2460S-組立1

 かなりデカい箱なので邪魔ですが、引っ越しの時に重宝するのでなるべく捨てない方が良いと思います。

RL2460S-組立2

 色々と入ってます。

RL2460S-組立3

 組み立てはとっても簡単。道具も DVD-ROM も必要ありません。

RL2460S-組立4

 パネル部分と土台を合体させます。パネル部分はちょっと重いので、ガールは落とさないように注意。

 あとはコレを。

RL2460S-組立6

 ネジに付いてる金具をつまんでクルクルするか、10円硬貨をミゾにハメてクルクルしましょう。

RL2460S-組立7

 あ、ちがう。

RL2460S-組立8

 はい、完成!

RL2460S-組立9

 BenQ は 世界大会で使用される事が多いので、テレビに映る背面もオシャンティーなのです。


❷【格闘ゲーム専用】ではありません

 2014年7月に発売されたBenQ社製ゲーミングモニターの名機『RL2460HT』は『格闘ゲーム向けゲーミングモニター』として高い完成度を誇りました。

 2018年12月にその後継機である【RL2460S】が登場すると、やはり「格闘ゲーム向け」として紹介されながら売り上げを伸ばしてきました。

 とは言え【RL2460S】が、スプラトゥーン等の FPS / TPS に向いていないという訳ではありません。

 そもそも『RL2460シリーズ』が「格闘ゲーム向け」とされているのは、リフレッシュレート(※)が「60-75Hz」しかないからなのです。

※リフレッシュレート:テレビやモニターが「1秒間に画面を何回書き換えられるか」を表す数値。ラグの対策【中級編❺】ゲーミングモニターを使う:参照

 PC用の FPS / TPS はリフレッシュレート「120Hz」以上のパネルを必要とするタイトルが多い事に対して、格闘ゲームのフレームレート(※)はほとんどのタイトルで「60fps」なので、モニターのリフレッシュレートも「60Hz」で問題ないという理屈です。

※フレームレート:1秒あたりに処理される絵(フレーム)の数。ラグの対策【基本編❸】じゃあ同期ズレってなーに?:参照

 ちなみに、Nintendo Switch や PS4 等の家庭用ゲーム機のフレームレートも「60fps(※)」なので、RL2460S の箱には「MONITOR FOR CONSOLE e-SPORTS(家庭用ゲーム機の e-Sports タイトル向けモニター) 」って書いてあります。家庭用ゲーム機のモニターのリフレッシュレートは「60Hz-75Hz」で充分に条件を満たしているからなのです。

※PS5 は120fps、Xbox は2018年5月のアップデートで120fps に対応。

 そして【RL2460】シリーズが「格闘ゲーム向けゲーミングモニター」とされているもうひとつの理由が、超絶天才プロゲーマー「Justin Wong(ジャスティン・ウォン)※」氏が監修した格闘ゲーム向けの画像モードがプリセットされているからなのです。

※Justin Wong:アメリカ格闘ゲーム界最強のプロゲーマー。個人戦で「4年間無敗」の偉業を成し遂げた生ける伝説。

格闘モード

RL2460S-画像モード1
RL2460S-画像モード2
RL2460S-画像モード3

 あつ森で格闘モードを使うと、素手で木と岩が破壊できて、早く引っ越して欲しい動物の家を持ち上げてぶん投げ(できません)。


ちゃんとFPSモードもあるんです

RL2460S-画像モード4

【RL2460S】には「FPSモード」もちゃんと搭載されています。でも、PS5を購入する予定があったり、PC向けのFPSタイトルもプレイする場合は「120Hz」以上のパネルを使った方が良いので、「XLシリーズ※」を候補に入れて検討する事をオススメします。

ラグの対策【中級編❺】ゲーミングモニターを使う:参照


❸ライバルに勝つ為の【ゲーミング仕様】

 BenQ のゲーミングモニターの中でも『ZOWIE』の名を冠する製品は特別です。なぜなら「ゲーマーの実力を1パーセントでも多く引き出す製品を開発する余地があるならそれを実行する」を掲げたチームが製造しているモデルだからなのです。

 ZOWIE モデルでお馴染みのゲーミング仕様は【RL2460S】にも採用されています。


①Black eQualizer

 暗い場面の視認性を高めるBlack eQualizer機能は、ガンマ値などを調節して暗部を浮き上がらせ、FPSやTPSにおける暗所や過度に明るい範囲の輪郭や明るさを明瞭にしてクリアリングしやすくなります。

※クリアリング:潜伏している敵がいないか確認する行為。


②インスタントモード

 映像エンジンの処理の一部をバイパスして「入力遅延を低減する機能」。他社製品では「パススルーモード」とか「ゲームモード」と呼ぶアレです。絶対にONにしておきましょう。


③AMA

※Advanced Motion Accelerator の略

 液晶パネルの駆動電圧を高め「応答速度を加速させる機能」が【AMA(Advanced Motion Accelerator)】で、I-O DATA 社製のモニターで「オーバードライブ」と呼ぶアレです。

 設定は「OFF」→「高」→「プレミアム」の3段階。もちろん「プレミアム」の応答速度が最も速いのですが、速く動く物の輪郭が荒くなったり、画質がかなり悪くなるので一長一短なのです。

 前述の「Justin Wong(ジャスティン・ウォン)」氏が監修した格闘モードでも、AMAは「高」に設定されています。


❹【ゲーム配信】にオススメのシステム

Head-to-head Combat Setup

【RL2460S】のHDMI端子には「Out×1」が付いていて映像を出力する事ができます。

 この HDMI 出力端子は「パススルー出力」なので表示遅延を気にする事なく2台目のモニターを増設する事が可能。この仕様により、ストリートファイターの対戦モードをゲーセンみたいに対面でプレイできるので、連コも台パンもやり放題です。

 また【ゲーム配信】では、キャプチャーボードを出力端子に接続する事で「ビデオキャプチャによる処理遅延」を気にする事なく実況プレイに集中する事ができるので、配信システムにもオススメです。


❺スプラトゥーンにオススメの画面設定

Black eQualizer は「OFF」に設定

【RL2460S】の「FPSモード」は『BF(バトルフィールド)』や『CoD(コール オブ デューティ)』等のPC向けタイトルを想定して調整されています。

 しかし、もともと全体的に明るいスプラトゥーンを「FPSモード」でプレイすると、明るすぎて色彩が薄くなってしまうので、逆に視認性が低下してしまいます。

 スプラトゥーンに限っては、最初からBlack eQualizer が OFF になっている「格闘モード」の方が向いていますし、長時間のプレイでも目が疲れにくいというメリットもあります。


Color Vibrance は「12」に設定

【RL2460S】から搭載された新しい機能に『Color Vibrance』があります。

※日本語版製品では「色の鮮明さ」に変更されているので注意。

 『BF(バトルフィールド)』や『CoD(コール オブ デューティ)』等のタイトルでは【Color Vibrance(色の鮮明さ)】を調整することで、敵を見やすい状態にすることができます。

 0 〜 21 の間で数値を調整する事で、より立体的になり、敵が見やすくなったり、照準が合わせやすくなったり、背景の色などくっきり、はっきり鮮明な色彩表示をすることが可能なのですが、もともと全体的に視認しやすいスプラトゥーンでは単純に「色彩を調節」するのに便利です。

 どのモードもデフォルトでは「10」に設定されているのですが、店長の感覚だと「少し淡い」と感じるので +2 の「12」に調節しています。


❻まとめ

 インターネットの通信品質によるラグは、どんなに自宅の機材の品質を整えても、最終的には契約しているプロバイダーの設備に左右されてしまうので、完全にコントロールする事は不可能です。

 しかし「TV」や「モニター」のラグは、ゲーミングモニター等の「入力遅延(表示遅延)」が少なく、「応答速度」が速い製品を導入する事で改善する事が可能なのです。

 一般的な人の反応速度は『0.2秒(12フレーム)』、トップアスリートで『0.15秒(9フレーム)』、そして人類の反応速度の限界は『0.1秒(7フレーム)』だと言われています。

 そうです、一般的なゲーマーとプロゲーマーとの差は「0.05秒〜0.1秒」程度しかありません。そして我々は、この「50ms〜100ms」の差に手も足も出ないのです。

 さて、「一般的なTV」の映像エンジンが画質を優先すると「0.1秒(100ms)以上の遅延」を発生させると言われています。

 もし、ゲーミングモニターを導入するだけで、今より確実に「0.1秒(100ms)速くなる」のだとしたら、導入を検討する価値はあるのではないでしょうか。


BenQ ZOWIE RL2460S

※ゲーミングモニターについてもっと詳しく知りたい人は「ラグの対策【中級編❺】ゲーミングモニターを使う」:参照

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