ラグの対策・番外編❹

「ゲーミングプロバイダー」にしたらいいと思うの。

ラグの対策・番外編❹

ラグの対策【番外編❹】
「ゲーミングプロバイダー」にしたらいいと思うの。

かもめインターネット

コロナ禍でインターネットが混雑している件

 新型コロナ影響下で臨時休校やテレワークが増えた事により、フレッツ光環境(コラボ光含む)のインターネットは昼夜問わず混雑しています(2020年10月現在)。

 NTT東日本は緊急事態宣言前「2020年2月25日」と比較する形で、フレッツ光のインターネット(IPoE/PPPoE)を利用した接続サービスのトラフィックデータ(※)を公開しました(新型コロナウイルス( COVID-19 )に対するNTT東日本の取り組み:NTT東日本)。

※【トラフィック】:インターネットにおいての「通信データ(量)」を指す言葉。トラフィックの増加は通信速度の低下やオンラインゲームのラグを引き起こす大きな要因のひとつ。

NTT東日本トラフィック
(平日昼間のトラフィック)

 このトラフィックデータによれば、緊急事態宣言下には「最大66%の増加」、お盆休みには「最大73%の増加」を記録していて、臨時休校やテレワークが増えた事により「動画視聴やWeb会議が急増した影響」と考えられています。

 インターネットの「混雑」はYouTubeのネコ動画を視聴する至福の時間への大いなる妨げになる事はもちろん、競技性の高いオンラインゲームにおいてはラグや通信エラーを引き起こす大きな要因の1つです。

 とは言え世間様の「混雑」を個人の力でどうにかできるわけもなく、店長は仲良しのフレンドさんや、ゲーム実況者さん(R6S関係)や、YouTuberさんに、「Hey 店長!最近ネットが遅いんだけど?」と問われれば、

『NURO光にしたらいいと思うの』

 と、答えてきました(まだ混雑していないから)。

関連記事

ラグの対策【番外編❷】【NURO光】が導入されていないマンションに「ひとりでも」NURO光を開通させる方法 【NURO 光】は、フレッツ光 や auひかり の通信方式[GE-PON(ジーイーポン)]ではなく、世界基準の通信方[…]

アイキャッチ・ラグの対策・番外編❷

 ところが現在のNURO 光はコロナ禍の影響で申し込みが殺到中。今すぐ申し込んだとしても、開通工事の順番は「数ヶ月待ち」の状況が続いています(2020年10月現在)。

 かく言う店長の新居も、先日やっとNURO光が開通したのですが、なんと申し込みから「7ヶ月」もかかりました。

NURO1
NURO2

 そんなコロナで、最近はこんな質問が増えています。

「Hey 店長!NURO光が開通するまではどうすれば良いの!?」、「Hey 店長!てかNURO光の提供エリアじゃないんだけど!?」、「Hey 店長!マンションに備え付けのインターネットやケーブルテレビ(CATV)の回線は大丈夫なの!?」

 OK、わかりました。でも、今はちょっとサイトのメンテナンスが忙しくて吐きそうなので、今回はフレッツ光回線のお話にしぼって解説させて頂きたいと思います。

 そして「マンション備え付けインターネット」と「ケーブルテレビ(CATV)回線」のインターネットがラグい理由と対処法は、それぞれ【補足】で簡単にお話させて頂こうと思っています。

 この記事がテレワークやリモート授業やおうち時間で頑張っているアナタのお役に立てれば幸いなのです。コロナニマケルナ。

    もくじ
  1. 「v6プラス」も混雑の影響を受けています
  2. てか「混雑」ってなーに?
  3. 「ゲーミングプロバイダー」ってなーに?
  4. でも「かもめインターネット」の方がいいと思うの
  5. 「2ヶ月無料お試し期間」を利用する前に
  6. 【補足①】マンションに備え付けの回線の場合
  7. 【補足②】ケーブルテレビ(CATV)回線の場合
Sponsored Link

❶「v6プラス」も混雑の影響を受けています

お知らせ:ニフティ2020.7.30

 トラフィック増加による速度低下やラグの影響は「v6プラス環境下」でも発生していて、同サービスを提供しているニフティ株式会社は2020年8月3日に「IPv6サービスのネットワーク設備増強」を実施しましたが、現在も通信速度やラグが改善しないエリアがあるようです(2020年10月現在)。

IPv6サービス(v6プラス)の仕様そのものが速いわけではない

「混雑時の影響を受けない」と聞いて契約したv6プラスの速度が低下して、サポートセンターのオペレーターさんにブチギレる人が増えているそうです。

ベストエフォート

 しかし、「IPv6(v6プラス)」にはもともと「混雑の影響を受けない」という事実はなく、「IPv6の仕様そのものがIPv4より速い」という情報も正しくありません。

 v6プラスを提供している「ニフティネットワーク事業部」の澁谷晃生事業部長代行は『v6プラスの方が高速、という訴求(※)はしていない』とハッキリ仰っております。

※【訴求】(そきゅう):宣伝・広告などで、消費者が買う気を起こすよう訴えかけること。

 そして、サポートセンターの人にブチギレても回線は1Mbpsも速くならないので「牛乳」を飲んで少し落ち着きましょう。

最高峰の牛乳
RESCUE HERO:出典
フードロスをなくすプロジェクト

 そうなんです、正しくは『v6プラスも混雑の影響を受けるけど今までは混雑していなかった』、『もし利用者が増えて混雑してもVNE事業者(※)が自由に設備投資できるから混雑しにくい』という程の話なのです。

※【VNE事業者】:プロバイダーにIPv6接続機能を提供する会社

 ちなみに、フレッツ光回線の人がみんなv6プラス(IPoE方式)に移行すると、IPv4(PPPoE方式)の混雑が解消されて「IPv4がめちゃくちゃ速くなる」という哲学に目覚めそうな話でもあります。

ずっと言い出せなかったんだけど…ウチの回線…ホントにv6プラスなのかな?って…ずっと思ってる。

IPv4/IPv6接続判定ページ:JPNE(※)」←で判定開始ボタンを押して、「試験10」の結果がOKならホントにv6プラスです。

※JPNE(日本ネットワークイネイブラー株式会社):v6プラスを作った会社


❷てか「混雑」ってなーに?

 そもそも「インターネットの混雑」ってなんなのでしょうか?フレッツ光回線を利用している場合、混雑している場所や種類によっては「プロバイダーを変えても速度低下が改善しない」というケースがあるので、「インターネットの混雑」についても少しだけ触れておきましょう。

PPPoE方式(IPv4)

PPPoE方式

 こういう図が出てくると頭が痛くなる人は、すごく薄目にしてあんまり見ないようにして下さい。店長もゆにばーすのはらさんくらい薄目にして見ています。

 さて、ADSL時代から採用されている従来の「PPPoE方式」では、NTT東西の基幹ネットワーク「NGN」とインターネット接続事業者(プロバイダー)を接続する関門系ルーター『NTE(網終端装置)』がボトルネックになります。

 PPPoE方式でトラッフィクが増加すると『NTE』で混雑が発生し、通信速度の低下や通信エラーを引き起こすのです。

 この場合、プロバイダーが設備増強を行えば混雑は解消するのですが、NTT側もお金を出す決まりになっているので、設備増強にはNTTの許可が必要です。

 しかし『NTE』の増強基準は「トラフィック量(データの量)」ではなく「セッション数(ユーザーの数)」を基準に定められているので、どれだけ混雑していてもセッション数が一定数を超えていなければ、プロバイダーは設備増強を行うことが出来ません。

 そこで一般的なプロバイダーは、トラフィックが増加しているエリアに対して「帯域制限」をかけ、みんなの通信速度を意図的に低下させ、エリア全体のトラフィックをコントロールします。

 つまり、オンライン飲み会で盛り上がっている人が多い地域に帯域制限がかかると、ドラクエオンラインを「サポートなかまシステム」のみでプレイしてる人の回線も遅くなるのでちょっとやめてもらっていいですか。

IPoE方式(v6プラス)

IPoE方式

 対してv6プラスで使用する「IPoE方式」はNTT東西に「1ヶ所づつ」設けられている設備『GWR(ゲートウェイルーター)』を使ってインターネットに接続します。

 プロバイダー各社は『GWR』に自社設備を直接接続するのではなく、「VNE事業者」の設備を通じてインターネットに接続するのですが、当然ながらトラフィックが増加すれば『GWR』だって混雑するので、v6プラスでも普通に速度低下が起きます。

 でも『GWR』はVNE事業者の判断で自由に設備増強できるので、PPPoE方式よりはボトルネックになりにくく「v6プラスは混雑の影響を受けない」というセールストークが生まれました。

 ところが「新型コロナ影響下のトラフィック増加」は、VNE事業者の想定を遥かに超えていたようです。

ニフティ帯域制限1
ニフティ帯域制限2

 スマホでアクセスしている方は、画像の文字が小さくて読めないと思いますので引用させて頂きます。

より多くのお客様が快適に利用できる通信環境を維持するため、お客様が利用する通信設備において通信経路が混雑した場合、同じ設備を利用しているお客様のうち、著しく通信量が多いお客様から順に、通信速度を一時的に制御する取り組みを実施します。

2020年4月10日より、IPv6アドレスにてインターネット接続されている場合も通信速度制御の対象となります。

v6プラス
IPv6接続オプション

(出典)ニフティ会員サポート

 つまり、テレワークや動画の視聴等で通信量が多いと判断された人や、複数のゲームタイトルで大型アップデートをした人は、「v6プラス環境下でも」帯域制限による速度低下が起きる可能性があるという事です。

 こういった帯域制限は「一般的なプロバイダー」では今まで普通に実施されてきた事なのですが、v6プラスで実施されたのは今回がはじめての事です。

ちょっと何言ってるかわかんないです。

 なんで何言ってるかわかんな(中略)OK、わかりました、もっとザックリいきましょう。

 フレッツ光環境下では「回線業者(NTT)」と「接続事業者(プロバイダー等)」の『2つの会社』を使ってインターネットをしているので、NTTが管理している【フレッツ網内区間】と、プロバイダーが管理している【インターネット区間】に分かれます。

フレッツ網内区間とインターネット区間

 上図の青いエリア【インターネット区間】はプロバイダーが管理しているので、ここで発生した「混雑」や「設備の問題」に起因する速度低下やラグは、「プロバイダー」を変更する事で改善する可能性があります。

 しかし、上図の赤いエリア【フレッツ網内区間】はNTTが管理しているので、ここで発生した「混雑」や「設備の問題」に起因する速度低下やラグは、「回線業者」を変更しない限り改善する事はありません。

SPEED TEST(NTT東日本/西日本共通)
速度低下がどこで起きているか確認する。

 SPEED TEST で『速度低下』の原因が「フレッツ網内区間」と「インターネット区間」のどちらで起きているかチェックしてみましょう。

SPEED TEST
かもめインターネットの速度検証結果)
SPEED TEST

※フレッツ光環境でしか計測できません。
※マンション備え付けインターネットはフレッツ光環境でも計測できない場合があります。

チェック

「NTT東日本・西日本フレッツ網内」の速度に問題がない場合

 プロバイダーを変更する事で通信速度やラグが改善する可能性があります。

「NTT東日本・西日本フレッツ網内」の速度が遅い場合

 プロバイダーを変更しても問題は改善しません。

※HGWとルーターの再起動をしても改善しない場合はフレッツ光に問合せてみましょう。それでも解決しない場合はNURO 光をオススメします。

関連記事

ラグの対策【初級編❷】ルーターの再起動  ラグの対策の基本中の基本が「ルーターの再起動」です。 オンラインゲームの協力・対戦プレイの動作が不安定な時や、特定のフレンドさんとマルチプレイが出来なくなった時はもちろん、「絶対に負[…]

ラグの対策・初級編❷

❸ゲーミングプロバイダーってなーに?

Gaming+top
Gaming+:公式サイト

 オンラインゲームを快適にプレイする為のハイスペックな設備とサービスを提供する「オンラインゲーム向けプロバイダー」がゲーミングプロバイダーです。

ゲーミングプラス
Gaming+


 e-Sportsの歴史が長いアメリカや韓国では「オンラインゲーム向けのサービス」など珍しくもなんともありません。

 しかし、インターネット後進国の日本では、ようやくインフラこそ整備されてきましたが、回線速度でもサービス分野でもまだまだ世界に遅れをとっています。

 久しぶりに時間をかけて調べてみましたが、現在の日本に「オンラインゲーム向け」と呼べるプロバイダーは「Gaming+」「ちょっパヤ!ネット」「かもめインターネット」等の「ネットフォレスト系プロバイダー」しかありませんでした(2020年10月現在)。

【インターネットが最も速い国】
(固定ブロードバンド:2020年8月)
1位:シンガポール
2位:香港
3位:ルーマニア
4位:タイ
5位:スイス
6位:リヒテンシュタイン
7位:モナコ
8位:韓国
9位:フランス
10位:ハンガリー
11位:アメリカ

23位:日本

Speedtest Global Index

 ネットフォレスト系プロバイダーは、ゲーマーの間では昔から有名でしたが、Gaming+ が国内トップレベルのプロゲーミングチーム『DetonatioN Gaming』さんのスポンサーになった事で、ライトユーザーの間でも少しずつ認知されるようになりました。

デトネーションゲーミングのユニフォーム
デトネーションゲーミング-2

 ところがどっこい、企業が自社製品やサービスに付ける「ゲーミング」という名称にはまったく根拠がありません。

 世の中には「ゲーミングモニター」とか「ゲーミングヘッドセット」とか、「ゲーミング○○」がいっぱいありますが、実は、ゲーム用に作られていない製品に「ゲーミング」という名称を付けても、法律上はなんの問題もなかったりします。

gaming-drink
Respawn:Razer

 ゲーミングヘッドセットのトップブランドとして名高い「Razer」はゲーミングエナジードリンクを作りました。その名も「Respawn」(リスポーン)。

 なんでデスしてるのが前提なんでしょうか。

 PUMAが作ったのは「ゲーミング靴」です。

 えぇ、そうです、その通りです、「ゲーミング○○」なんか言ったもん勝ちなのです。

 そのうち「ゲーミングシャンプー」や「ゲーミングポン酢」も商品化されるに違いありません。

 つまり「Gaming+」って名前のプロバイダーなのに、「オンラインゲームに特化した何かがプラスされている」なんてことはなく、ごく普通のv6プラスのプロバイダーだったりするわけです。

 では、なにが「オンラインゲーム向け」で、なぜに「ネットフォレスト系プロバイダー」は、プロゲーマーやガチ勢達に支持されているのでしょうか?

 理由はたったひとつです。

「帯域制限をしないから」

※一般的なプロバイダーが実施する帯域制限をしない
※ゲームの「P2P通信」に帯域制限をしない

 まず「ネットフォレスト系プロバイダー」は大手プロバイダーではありません。そして、利用者はゲーマー等の「通信品質にこだわっている人だけ」なので、プロバイダー側の設備が混雑する心配がありません。

 なぜなら、一般ユーザーがそそる要素がまったくないので、ゲームをしない人はその存在すら知りませんし、知ってても「かもめインターネット」はネーミングのせいで1回保留になります。

 そうです、悲しい事に帯域制限をかける用事がないのです。

 二つ目の「P2P通信」は、Nintendo Switch はもちろん、協力対戦プレイができるほとんどのオンラインゲームが採用している通信方式です(LINEもP2P通信)。

 しかし、PC等で大容量ファイルのやりとりができる有名なソフトウェアも「P2P通信」を利用していて、このソフトウェアの通信がトラフィック増加の大きな要因のひとつなので、プロバイダーは「P2P通信を感知したらその通信にピンポイントで帯域制限をかける事」を法律で認められています。

 中には、P2P通信を行っているデバイスだけにピンポイントで帯域制限可能な、最新システムを持っているプロバイダーも存在するので、ゲームの通信速度だけ遅い人はこのタイプの帯域制限を受けているかもしれません。

 そこにビジネスチャンスを見出したネットフォレストは「ゲームのP2P通信にも帯域制限しませんバッチこーい」と宣言しているので、フレッツ光回線においてイカスミカフェがオススメするプロバイダーは「ネットフォレスト系プロバイダー」一択なのです。


❹でも「かもめインターネット」の方がいいと思うの。

 さんざん「Gaming+」の話をしておいてこんな事をいうのもなんですが、イカスミカフェは Gaming+ をオススメしていません。

 というか「v6プラス」をオススメしていないのです。

関連記事

ラグの対策【中級編❻】【v6プラス】についての注意  至る所で「オンラインゲームに向いている」と宣伝され、「【基本編】④ラグい方が有利じゃないの?」でも少し触れたv6プラスですが、イカスミカフェは基本的にv6プラスはオススメしません[…]

アイキャッチ・ラグの対策・中級編❻

 v6プラスはほぼ全てのオンラインゲームが「対戦・協力プレイ」に利用する「UDPポート」を制限しているので、Nintendo Switch を「NATタイプA」に設定する事ができなかったり、その他のゲーム機やゲームタイトルのマルチプレイでNAT越えに失敗する要因になっていたりと、「v6プラスはオンラインゲームに向いていない」という事実は最早常識になりつつあります。

 そして、残念ながら Gaming+ は「v6プラスしか契約できない仕様」なので、オンラインゲームのラグ対策を紹介しているイカスミカフェでは、オススメしかねる仕様のサービスなのです。

 しかし、「v6プラス」そのものが悪いわけではなく、インターネットを利用しているエリアによっては「v6プラスにしないと速度がまったく出ない」ケースもありますし、UDPポートが制限されていても動画の視聴やネットサーフィンに影響はないので、状況によってはとても有効なサービスなのです。

「かもめインターネット」をオススメする3つの理由

かもめインターネット
❶帯域制限がない

 一般的なプロバイダーのように一定期間の転送量制限がなく複数タイトルで大型アップデートを行ったり、大容量ファイルを転送しても帯域制限がかかりません。またP2P通信方式を含む特定の通信方式に対しても帯域制限がかからないのでオンラインゲームの通信品質の改善やラグの要因を減らす事ができます。

❷PPPoE(IPv4)と IPoE(v6プラス)の両方が利用できる

 最初はオンラインゲームに最適な「PPPoE方式」で契約して、どうしても通信速度に問題があればv6プラスに変更したり、またIPv4 に戻したりできるので安心です。

❸無料お試し期間が2ヶ月ある(※クレカ限定)

 クレジットカード支払いで登録する場合、「2ヶ月無料お試し期間」があります。かもめインターネットには「長期契約縛りがない」ので、現在利用中のプロバイダーを契約したまま「2ヶ月無料お試し期間」でかもめインターネットの通信品質をチェックして、「なんだよ店長!ぜんぜんダメじゃん!」ってなったらノーリスクで元に戻せるので店長も安心なのです。


❺「2ヶ月無料お試し期間」を利用する前に

「無料お試し期間」があるとはいえ、前述の通りプロバイダーを変えても問題が改善しないケースがあるので、無駄に登録すると意味のない手続きをすることになります。

 時間とエネルギーと郵送される書類等の紙資源がもったいないので、必ず以下の2つをチェックしてから「無料お試し期間」に進むようにお願い申し上げます。

❶現在契約している「フレッツ光のサービスを確認」する

「フレッツ光」の集合住宅向けサービスで「VDSL方式」を使っている場合、集合住宅の入り口までは光ファイバーですが、そこから各戸まで電話回線を利用して通信しています。

 この「VDSL方式」の伝送速度は最大100Mbpsなのですが、1本の光ファイバーをプランに加入している全世帯でシェアするので、週末や夜間の通信速度が低下しやすく、このケースの速度低下はプロバイダーを変更しても改善しません。

「VDSL方式」の光ファイバーには「1Gbpsタイプ」と「100Mbpsタイプ」の2種類あり、「100Mbpsタイプ」の場合は特に注意が必要です。

 元々「100Mbps」しかない速度を複数の世帯で分け合い、さらに家族で分け合う形になるので、テレワークやオンラインゲームはもとより一般的な動画のストリーミングさえ心許ない速度ですし、もちろんプロバイダーを変更しても改善する事はありません。

 歴代の契約書類が全部入っているあの箱を開けて、【開通のご案内】という書類を探して下さい、そして『ご利用サービス名』の欄をチェックしましょう。

「ミニB」「プラン1B」「プラン2B」とかの【B】表記があれば『100Mbpsタイプ』です。そして「ミニ」「プラン1」「プラン2」のように【B】表記がなければ『1Gbpsタイプ』です。

『VDSL方式』の屋内配線は「電話線」なのでノイズを拾いやすく、FPS/TPS や 格ゲー等の「競技性の高いオンラインゲーム」には向きません。

 ウィズコロナ時代でインターネットの速度はこれまで以上に必要になってきますので、プロバイダーよりもなるべく早く「VDSL方式」から「光配線方式」へ切り替えることを強くオススメします。

関連記事

ラグの対策【中級編❼】回線業者とプロバイダーを替える  とっても長かった中級編もいよいよ最後となりました。中級編、最終回の今回はインターネットの「回線業者」と「プロバイダー」のお話です。『ラグの対策』を書き始めた頃は「回線業[…]

アイキャッチ・ラグの対策・中級編7

❷SPEED TESTで速度低下がどこで起きているか確認する

【フレッツ網内区間】で「混雑」や「設備の問題」が発生している場合の速度低下はプロバイダーを変更しても改善しません。

 NTT公式の「SPEED TEST」を実行して、速度低下が【フレッツ網内区間】と【インターネット区間】のどちらで発生しているかを必ず確認しましょう。

SPEED TEST

❻【補足1】マンションに備え付けの回線の場合

備え付けのインターネット
マンション備え付け回線のやつ

 マンションに備え付けのインターネット回線のほとんどが、中間業者が契約したフレッツ光の1回線を「住んでる世帯で仲良く分け合う」というシステムです。

 オーナーが中間業者に回線料金を支払っているので、入居者は無料でインターネットを使える便利なシステムなのですが、問題は中間業者の「業務用ルーター」を必ず中継するので「二重ルーター(多段NAT)」になってしまい、オンラインゲームの協力・対戦プレイに必要な「NAT越え」が上手くできない場合があるのです。

 また、この手の業者が設置する業務用ルーターはYAMAHA製のリーズナブルなルーター(名機です)が多いのですが、このルーターはデフォルトのMTU値が低めなのでゲーム機側で調整しないと、パケットが分割されてしまいラグや同期ズレの要因になります。

関連記事

ラグの対策【初級編❺】Nintendo Switch 本体の設定  Switch本体の「インターネット設定」をカスタマイズする事で、通信速度やPing値をより安定させる事ができます。回線落ちが頻繁に起こるイカさんや、混雑時に[…]

アイキャッチ・ラグの対策・初級編❺

 残念ながらマンションに備え付けのインターネット回線は、中間業者が契約しているプロバイダーを利用するので変更することはできません。

 ウィズコロナ時代に備える意味でも「新規で自分用の専有回線」を引くか、その設備のあるマンションに引っ越すことをオススメします。マンションに備え付けのインターネット回線ではオンラインゲームはもちろん、5Gに合わせて充実していくインターネットサービスに対応できません。

 オススメはもちろんNURO 光なのですが、冒頭でお伝えした通り数ヶ月待ちの状態ですし、大家さんの許可がでない場合もあります。

関連記事

ラグの対策【番外編❷】【NURO光】が導入されていないマンションに「ひとりでも」NURO光を開通させる方法 【NURO 光】は、フレッツ光 や auひかり の通信方式[GE-PON(ジーイーポン)]ではなく、世界基準の通信方[…]

アイキャッチ・ラグの対策・番外編❷

 フレッツ光の代理店を紹介する方が確実に潤うし、運営費にあてたり活動資金にあてたりできるし、浮いたお金でNウォームの毛布が買えたりするのですが、代理店で契約すると色々な縛りがあるのでオススメしません。

 新規で「フレッツ光」+「かもめインターネット」をお考えの方は、フレッツ光の公式サイトか電話で「プロバイダパック」じゃない「回線のみの契約」をしてから、かもめインターネットの「2ヶ月無料お試し」に申し込んでください。

 縛りがあっても、いらないオプションに加入しなければならなくても、キャッシュバック等のキャンペーンを利用したい場合は「フレッツ光 キャッシュバック」で検索するといっぱい出てくると思います。


❼【補足②】ケーブルテレビ(CATV)回線の場合

ケーブルテレビ
CATVの同軸ケーブル

 CATVは映像コンテンツを視聴する為のサービスなので、映像コンテンツを視聴する事に向いている技術で運用されています。

 例えば、CATVをケーブルテレビたらしめる「同軸ケーブル」は、遠い場所に映像信号を届けるのは得意なのですがノイズを拾いやすい性質を持っています。

 特に「上り方向ノイズ」が集まって起きる「流合雑音(りゅうごうざつおん)」は、通信エラーやラグの原因になるので競技性の高いオンラインゲームに向きません。

 CATVはNetflixやDAZNとの提携で益々充実したサービスになりましたが、インターネットはインターネットに向いた技術で運用されているサービスを選ぶ方が良いのかもしれません。

 集合住宅に備え付けのインターネット回線と同様、ウィズコロナ時代に備て「NURO光の専有回線」を新たに契約する事をオススメします。

関連記事

ラグの対策【番外編❷】【NURO光】が導入されていないマンションに「ひとりでも」NURO光を開通させる方法 【NURO 光】は、フレッツ光 や auひかり の通信方式[GE-PON(ジーイーポン)]ではなく、世界基準の通信方[…]

アイキャッチ・ラグの対策・番外編❷

 同じく、新規で「フレッツ光+かもめインターネット」をお考えの場合は、フレッツ光の公式で「プロバイダパック」じゃない「回線のみの契約」をしてから、かもめインターネットの「2ヶ月無料お試し」に申し込んでください。

Sponsored Link
>