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EPOS-SENNHEISER GSP600 を使ってみた

 ドイツの音響機器メーカー「SENNHEISER(ゼンハイザー)」が開発した、FPS 最強のゲーミングヘッドセットが「GSP 600」です。

 EPOSが独立したことにより、名門「SENNHEISER」の名を冠する最後の名機となった【GSP 600】を使ってみました。

❶「EPOS」ってなーに?

 SENNHEISER から「ゲーミングデバイス事業」として独立したのが「EPOS(イーポス)」です。

 EPOS は、古代ギリシャ語に由来した「壮大な物語」や「演説」、または「詩」を意味する言葉で、

『すっごい音響技術で、すっごいコミュニケーションができる仕事を、すっごいがんばる!』

 って気持ちが込められた社名なのだそうです。

 ちなみに、EPOS の前身である「ゼンハイザーコミュニケーションズ」は、デンマークの William Demant Holdings(ウィリアム・デマント・ホールディング)との合弁会社だったのですが、デマント社は100年以上続く「世界屈指の補聴器の会社」です。

「聞こえにくい音を聞こえやすくすること」

 について、EPOS の技術に並ぶことは容易ではなく、ゲーミングヘッドセット市場での EPOS の先行は、今後も続くのではないでしょうか。

❷「GSP 600」のここがすごいよ

①「FPS に最適化された音」がすごいよ

 GSP 600 は、「音を区別するためのセッティング」がなされているため、全ての音が分離して聞こえてしまい、音楽や映画の視聴には不向きです。

 とくに、音楽や映画で好まれる「重低音」を出すように設計されていないので、迫力のある効果音や、低音を響かせるタイプの楽曲には物足りなさを感じると思います。

そんな言われても、ゲーミングヘッドセットって、そういうもんやから。

鰻|銀シャリ(言ってません)

 また、GSP 600 はハウジングの遮音性が高いので、CoD や Apex で「足音が聞き取りにくい」と感じている人は聞こえすぎてビックリするかもしれません。

 逆に、iPhone用の「EarPods」など、FPS 向きじゃない製品を使用していると、ついつい音量を上げすぎてしまうので、GSP 600 をその音量で使用すると耳を痛める可能性があります。

 ボリュームを小さくしてから調整するようにしましょう。

②「ボリュームホイール」がすごいよ

 GSP 600 の音量は右側のイヤーカップに内蔵されている「ボリュームホイール」を回して調節します。

 一般的な製品は、接続コードの途中に取り付けられた「インラインコントロール」が主流ですが、プレイ中はある程度の手探りでコントローラーの位置を探す必要があり、コードがブラブラしているとどこかに接触して誤作動する可能性もあります。

 その点、右のイヤーカップがコントローラーなら、手探りする必要がなく、誤作動の心配もありません。

 あれ?…右ってどっちでしたっけ?

③「ソリッドメタルヒンジ・システム」がすごいよ

「ソリッドメタルヒンジ・システム」を日本語にすると、「シュッとした金属製の蝶番みたいなやつがめっちゃ動く仕組みのやつ」という意味のやつになります。

ジレット・フュージョン|Gillette

 見た目がボーイの人は、「ジレット・フュージョン」とかの顔の形に合わせて変形する髭剃りをイメージしてみましょう。「シュッとした金属製の蝶番みたいなやつがめっちゃ動く仕組みのやつ」のおかげで、自分の顔の形に合わせてピッタリフィットしてくれるのです。

 見た目がガールの人は、お父さんに「すっごーい!これお父さんのと同じっ?すっごーい!お父さんのと同じの欲っしー♪」っていうと買ってくれるかもしれません。

④たぶん「すごく長持ち」するよ

 ヘッドセットは消耗品なので、1〜2年でだんだんダメになります。

イカ専用に買った Razer Kraken

 店長はモノを大事にする人なのですが、
3年目でイヤーパッドのレザレットが、
ボロボロと剥がれてきました。

 さらにレザレットが破れて、
中のスポンジが出てきました。

最後はスポンジに、
直接ピンプラグを接続して、
使用していましたが、
ほとんど聞こえませんでした。

 GSP 600 はイヤーパッドの交換が簡単にできるので、長く清潔に愛用できる安心感があります。

❸「GSP 600」のここが嫌だよ

①「失敗したドラえもん」みたいになるよ

 画像(左)は世界で最も FPSプロゲーマーの使用率が高いブランド HyperX の Cloud Alpha、そして画像(右)が今回使ってみた「GSP 600」です。

 ちょっと分かりにくいかもしれませんが、GSP 600(右)の方が横幅がありますね、…え?同じに見える?

 OK、スケールを使って長さを計測してみましょう、Cloud Alpha は「15cm」 です。

 GSP 600 の方は「19.5cm」でした、約 5cm の差があります。

 GSP 600 は横にデカイので、頭の小さい人が装着すると側頭部から膨らむシルエットになり、「失敗したドラえもん」みたいになるのです。

 もしかすると、「失敗したドラえもん」という表現が、いまいち伝わっていないかもしれないので、イカスミカフェスタッフのイケメンボーイと、ハイテンションガールに「後ろ姿でいいから」とモデルをお願いしたところ、語尾を食う勢いで断られたので、令和のヨハネス・フェルメールと言われた、私イカスミカフェ店長がイラストで解説してみたいと思います。

 お分かりいただけたでしょうか?イラスト(左)のように側頭部が不自然に膨張してしまったドラえもんが「失敗したドラえもん」です。

 そうですそうです、イラスト(右)は「失敗したウォーズマン」です。 

②「ゲーム専用」としては高額

 GSP 600 の定価は「¥28,800」、優秀なゲーミングルーターが買えるくらいの値段です。

 ゲーミングルーターの場合なら、スマホや動画配信サービスやテレワークなどもその恩恵を受けることができますし、同居している家族にとっても便利なので導入した場合のメリットは多いのですが、どう考えても「1人用」のヘッドセットな上「ゲーム専用」となるとコスパが良いとはいえません。

 また、スプラトゥーンなどのCS機で楽しむタイトルの場合、BGMが秀逸で重要な要素だったりもするので、「ゲーミングヘッドセットを使う」の記事でも紹介している「Kraken(Razer)」や「Cloud Alpha(HyperX)」の方がコスパが良いかもしれません。

 ただし、競技性の高いオンラインゲームで勝つための道具として、「GSP 600」が最強であることは間違いないので、アナタがプロゲーマーを目指していたり、ゲーム配信者になりたいのであれば、「GSP 600 を持っておくこと」以上のコストパフォーマンスはありません。

③「GSP 600」の仲間たち

色違い「GSP 601 / 602」

開放型「GSP 500」

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