ラグの対策【初級編❷】
ルーターの再起動

ラグの対策の基本中の基本が「ルーターの再起動」です。
オンラインゲームの協力・対戦プレイの動作が不安定な時や、特定のフレンドさんとマルチプレイが出来なくなった時はもちろん、「絶対に負けられない戦い」の前にもルーターの再起動は効果的です。
MENU
❶時間があるときの再起動
※作業時間の目安:5分〜10分
①Switchの電源をOFFにする
1電源ボタン長押し
2電源オプション
3電源OFF
②ルーターの電源をOFFにする
・ルーターの電源アダプターをコンセントから抜く
※電源スイッチがあるルーターはスイッチでOFF
※再起動ボタンがあるルーターでも電源をOFF
③ONUの電源をOFF
・ONUの電源アダプターをコンセントから抜く
④10秒以上待つ
※ルーター内部のコンデンサーという部品に蓄えられた電気を放電して、回路を完全に停止させる為と、サーミスタという部品の温度を下げ、次に電源を入れたときの急激な電流からルーターを守る為。
⑤ONUの電源をON
・ONUの電源アダプターをコンセントに入れる
※ONUが完全に起動するまで待つ
⑥ルーターの電源をON
・ルーターの電源アダプターをコンセントに入れる
※電源スイッチでOFFにした場合はスイッチでON
※ルーターが完全に起動するまで待つ
⑦Switchの電源をON
・電源ボタンを押す
❷時間がないときの再起動
※作業時間の目安:1分〜3分
①ルーターの電源をOFFにする
・ルーターの電源アダプターをコンセントから抜く
※Switchはスリープモード
※電源スイッチがあるルーターはスイッチでOFF
※再起動ボタンがあるルーターは再起動ボタンを押して待つ(②と③は自動で行われます)
②10秒以上待つ
※ルーター内部のコンデンサーという部品に蓄えられた電気を放電して、回路を完全に停止させる為と、サーミスタという部品の温度を下げ、次に電源を入れたときの急激な電流からルーターを守る為。
③ルーターの電源をON
・電源アダプターをコンセントに入れる
※電源スイッチでOFFにした場合はスイッチでON
※ルーターが完全に起動するまで待つ
❸どうして再起動するといいの?
ルーターはもちろん、私達の身の回りのほとんどの家電製品は「メモリに蓄えたデータをCPUが処理する事」で動作しています。
しかし、なんらかの原因で解放されるべきデータがメモリに溜まりつづける「メモリリーク」というエラーが起きると、CPUの処理能力が低下して動作が不安定になるのです。
動作が不安定になるエラーは、メモリリーク以外にも無数にありますが、原因はプログラムのバグである事が多く、再起動することでメモリに蓄えたデータを強制的に解放することで通常の動作に戻し、同じエラーが発生するまでは安定するというメカニズムです。
この世からプログラムのバグが無くなれば、家電製品の動作が不安定になることも無くなるのですが、どんなに賢い人が作ったプログラムでも、想定外の事は起きるものなので、「ルーターの再起動という文化」はこれからも無くならないのではないでしょうか、人間だもの。