ラグの多い時間帯

 どんなに自宅の通信環境を整えても、多くの人がインターネットを利用する「混雑する時間帯のラグ」だけはどうにもなりません。

「知ってる!みんなが一斉にネットをはじめる夜22時からでしょ?」って思った人は、ISDN時代からネットをしていて、電話が鳴るとネットが止まる時代を駆け抜けた方かもしれません。

 我が国は一億総「詳しくはネットで時代」へ突入しようとしています。もしかすると、めざましテレビのお天気お姉さんが「今日の全国のお天気は…ググれカス!」とシャウトする日は、すぐそこまで来ているのかもしれません。

❶時間帯別ネット利用率(平日)

(図1)

(図1)は総務省が「平成29年版情報通信白書」で公開した、「日本における主なメディアの利用時間帯」から、平日のインターネットの利用率をピックアップしたグラフです。

 19時を過ぎた辺りから急激にネット利用者が増加し、21時にはピークに達していることが分かります。

 スマホやタブレットが普及したこと、HuluやNetflix等のインターネットテレビの普及などが主な理由でしょう。

 お昼(12時)の超混雑は、主婦の皆さんがクックパッドTVで和牛キッチンを観ているからです。(一般的な会社のランチタイムだからです)

❷時間帯別ネット利用率(休日)

(図2)

(図2)は、休日のインターネットの利用率をピックアップしたグラフです。

 基本的にずっと混雑してますが、やはり19時を過ぎた辺りから急激に利用者が増えて、21時にはピークに達しています。

「鉄腕!DASH!」は生で観るけど、「イッテQ」は録画で観るということでしょうか。

 そして、朝10時から謎の伸びを見せるのはなぜでしょうか。日本中で「二日酔いを緩和する方法」を検索しているのでしょうか。

❸プロゲーマーが出没する時間帯

 大手企業がスポンサーのプロチームは「専用回線」を使って練習しているので、「どの時間帯でも関係ない」と思われがちですが、いくら専用回線でプレイしていても、対戦相手が一般回線を利用していれば、「時間帯による混雑の影響」は必ず受けてしまいます。

 なので、プロゲーマーは「ラグの少ない対戦相手が来る時間帯」を選んで練習を開始するそうです。

※公式大会など、ラグの無い実際の試合環境に近い状態で練習するため。

 先程のグラフをもう一度確認してみましょう。

 平日も休日も、「深夜24時」ころからネット利用率が激減していることが分かります。

 実際、24時以降になると人が少なくなってきて、同じ人とマッチングすることが度々あります。

 しかし、プロゲーマーはまだログインしません。彼らが「ゴールデンタイム」と呼んでいるのは「深夜2時~早朝5時」の時間帯なのだそうです。

 プロゲーマーは昼間は「オフライン」でひたすら基本練習をしたり、「ローカル通信」で身内と紅白戦をしていて、オンラインでの練習には最もネット利用者が少なく、最もコアなゲーマーが出没する時間帯でプレイできるようにタイムスケジュールを組むそうです。

 e-sportsの選手は、試合中に走ったり、飛んだりはしませんが、その努力は、他スポーツのアスリートと同じなのです。

 我らがスプラトゥーンのゴールデンタイムは、ステ変の関係で「深夜1時~3時」ころになると思います。(2022年3月現在)

 でも、昼間に活動している私たち一般プレイヤーには、いつもその時間にゲームをすることは難しいかもしれません。

 もっと、一般プレイヤーの通信品質に対する意識が高まれば、回線業者やプロバイダーは企業努力をせざるを得ません。

 そして、どんな時間帯でも快適にプレイできるようになれば、プロゲーマーが眠い目をこすりながら深夜に練習することもないので、とてつもなくに強い相手と対戦できる機会が増えるかもしれません。

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