Ping値の測定の結果は「29ms以下(普通)」なのに、
- ガチマッチで特定の相手に一方的に撃ち負ける
- リーグパワー2100を超えた辺りから戦犯になる
- プラベでリザルト画面が表示される瞬間だけすごく喋る
そんなイカさんたちが抱える悩みの原因は「テレビのラグ」なのかもしれません。
Nintendo Switch は「テレビゲーム」なので、テレビでプレイすることが真っ当な使い方なのですが、プロゲーマーやゲーム実況者はもちろん、「ガチ勢」と呼ばれる人々は、テレビではなく『ゲーミングモニター』を使用します。
なぜなら、競技性の高いオンラインゲームをプレイする場合において、『テレビは一方的に不利』だからなのです。
TVのラグってなーに?
いつも当たり前のように観ているテレビに「ラグ(遅延)」があるなんて信じられない話ですが、『踊る!さんま御殿!!』で、さんまさんが「変な棒で机を叩くタイミング」も、『マツコ会議』でマツコ・デラックスさんが「なんでもかんでもラグのせいにする風潮はよくないと思うわ」とコメントするタイミングも、実はテレビの機種によって微妙にズレています。
家電量販店のテレビコーナーで、たくさん並んだテレビに同じ番組が映っているのに、場面の切り替えのタイミングがちょっとズレてるあれです。
そんなテレビの「ラグ(遅延)」はどうして起こるのでしょうか?
表示遅延(入力遅延)と応答速度
テレビは表示遅延と、応答速度という2つのラグを慢性的に抱えています。これはテレビの構造上仕方が無いことで、インターネットの混雑とは関係なく「テレビは常に少しラグい」のです。
では、2つのラグを簡単に解説してみましょう。
①表示遅延(入力遅延)
テレビは「綺麗な映像の方が売れる」という宿命を背負った家電製品なので、各メーカーは独自の映像エンジンをテレビに組み込んで、少しでも綺麗な映像で視聴できるようにしています。
「映像エンジン」は、数フレーム分の映像信号を溜め込んで「綺麗な映像に補正」してから液晶パネルに表示するという作業をしているので、映像補正処理にかかる時間がそのまま「入力遅延(表示遅延)」としてラグになります。
では、アナタの豊かな想像力を使ってイメージしてみましょう。テレビの中に絵がとっても上手な小人さんたちが住んでいます。小人さんたちはテレビに送られてきた見本の絵を元にして、液晶パネルに素早く絵を描く仕事をしています。このとき、見本の絵を手にして「色彩」や「明暗」や「質感」などを、小人さんたちに指示している総監督の小人が「映像エンジン」です。
総監督(映像エンジン)には、『この花の美しさを表現する色は…』と、じっくり考えて「クオリティを重視するタイプ」や、『飯を食うのが遅い奴は仕事も遅い!』が口癖の「作業効率を重視するタイプ」がいるので、入力遅延はテレビによって違うのです。
②応答速度
映像エンジンが補正処理した映像信号は、液晶パネルのドットの色を切り替え、ようやくテレビ画面に映像が映し出されます。
このときの「液晶パネルのドットの色が切り替わる速さ」が「応答速度」です。
テレビの液晶パネルには小さな点(ドット)がいっぱい並んでいて、その1つ1つの色を変えることで映像にしているのです。
フルHD画質の液晶パネルには「横1920個、縦1080個」のドット、4K画質の液晶パネルには「横3840個、縦2160個」のドットが並んでいて、ドットの数が多いほど映像は細かく綺麗になります。
ちなみに、画面の横幅のドットがほぼ「4000(3840)個」なら4K、ほぼ「8000(7680)個」なら8Kっていいます。
では、アナタの豊かな想像力を働かせてイメージしてみましょう。
テレビの中の小人さんたちが、総監督(映像エンジン)に指示されたドットの色をひとつずつ塗り替える仕事をしています。
夜空に星が1つだけ光るシーンなら、星以外のドットを全部黒に塗れば完成しますが、その星が流れ星になったら、小人さんたちはちょっとだけ忙しくなりますね。
応答速度が遅いテレビの「流れ星」や、「動きの速いスポーツ」の映像が『残像』になって見えるのは、小人さんの色を塗り替える作業が遅いからなのです。
…え?ベテラン動画マンの小人を4,000人イメージしたから獅子座流星群も楽勝だった?
…へ、へぇ。
ゲーミングモニターってなーに?
入力遅延と応答速度を改善し、ゲームを快適にプレイするためのモニターを「ゲーミングモニター」といいます。
元々はPCゲーム用に作られたモニターだったのですが、e-Sportsの盛り上がりを受けて、Nintendo Switch や PS4 など、CS機※1のスペックに合わせたゲーミングモニターが販売されるようになりました。
※1)CS機:コンシューマー機、家庭用ゲーム機のこと。
①ゲーミングモニターのメリット
CS機でゲーミングモニターを使う最大にして唯一のメリットは、一般的なモニターやテレビに比べて「圧倒的にラグが少ない」ということです。
同じレベルのプレイヤーが対戦した場合、相手より0.1秒のラグがあるだけで一方的にダメージを受ける格闘ゲームや、先に撃った方が必ず勝つFPSの世界では必須のアイテムといえます。
②ゲーミングモニターのデメリット
ゲーミングモニターは、悲しいほどに「ゲーム専用」に作られているので、それ以外の機能や性能は限界まで削ぎ落とされています。
1.テレビが観れない
チューナーが付いてないのでテレビ放送を受信できません。ゲーム画面とネコ動画が見れればそれでいい、それがガチ勢。
2.画質が悪い
「遅延を少なくすること」が最優先のモニターなので、「綺麗に表示すること」は後回しです。とはいえ見るに堪えない画質ということではありません。ゲームはゲーミングモニターでサクサク 、「岩合光昭の世界ネコ歩き」は大画面でゆっくり、それがガチ勢。
3.音質が悪い
ゲーミングモニターを必要とするような、「競技性の高いゲームタイトル」をプレイする場合、ヘッドセット(ヘッドホン)を使用することが基本なので、ゲーミングモニターのスピーカーはおまけだと思った方がいいかもしれません。
4.スペースが必要
デスクトップPCで作業するスペースがある人は、ゲーム機を移動させるだけで解決するかもしれませんが、新たにゲーム用スペースを確保しなければならない人の方が多いのではないでしょうか。「ゲームのためなら部屋の模様替えも辞さない」それがゲーマー。そして、「古いアルバムや漫画が出てきては中断して、気がつくと夕方になっている」それがガチ勢。
ゲーミングモニターの選び方
テレビとゲーミングモニターの違いをなんとなくつかんだ所で、「競技性の高いオンラインゲーム」に向いているゲーミングモニターの選び方を、スペックを基準に解説したいと思います。
①表示遅延(入力遅延)で選ぶ
- 1ms〜16ms
- スプラトゥーン(FPS/TPS)・格闘ゲーム向き
- 16ms〜32ms
- 熟練プレイヤーがストレスを感じるレベル
- 32ms以上
- 熟練プレイヤーがコントローラーを投げるレベル
メーカーのカタログに表示遅延が表記されることはほとんどありませんが、マニアックな人々はオシロスコープという機材や、Thomas Thiemann氏が開発したSMTTというソフトを使って計測したデータを参考にします。専門家がSMTTを使って計測したデータを公開している有名なサイトが http://www.tftcentral.co.uk(英語)です。
スプラトゥーン(FPS/TPS)やスマブラのような競技性の高いオンラインゲームでは、なるべく表示遅延が16ms以下(1フレーム以下)の製品を選びましょう。
昔からゲーマーに支持されている液晶テレビ、「REGZA※2」のゲームモードでの表示遅延は0.83msだそうです。テレビでスプラトゥーンをプレイする場合は、REGZAを候補に入れておけば間違いないでしょう。
※2)REGZA C350X(2020モデル)を60Hzで使用した場合の表示遅延です。(応答速度は不明)
その他の一般的な液晶テレビは30〜100ms、ひと昔前の液晶テレビなら150ms以上遅延する製品もあるそうなので、「世界の亀◯ブランド」ってシールが剥がれてベローンってなってたら、買い替えどきかもしれません。ちなみに画面が大きければ大きいほど「表示遅延も大きくなる」傾向にあります。
②リフレッシュレートで選ぶ
テレビやモニターが「1秒間に画面を何回書き換えられるか」を表す数値がリフレッシュレートといい、単位を「Hz(ヘルツ)」で表します。
家電量販店のモニターコーナーで「60Hz」「120Hz」「144Hz」って書いてあるあれです。120Hzのモニターは「画面を1秒間に120回書き換えられる」という意味で、数字が大きいほど性能が高く、価格も高くなります。最近は240Hzのモニターも登場しました。
リフレッシュレートは「フレームレート」と密接な関係にあります。じゃぁ同期ズレってなーに?でフレームレートについて解説しましたが、1秒間に120枚の絵を使って動いている【120fps】のゲームを、60Hzのモニターでプレイした場合、半分の絵は表示されていないことになります。
そうです、120fpsのゲームを120Hzのモニターでプレイすると、全ての絵が表示されてとっても滑らかに動いて見えるという具合なのです。
ゲーム機のスペックやゲームソフトによってリフレッシュレートが違う
たとえば、スプラトゥーン2は「1秒間に60枚の絵を使って動いている」【60fps】のゲームなので、60Hzに対応しているモニターで十分です※3。そもそも Nintendo Switch の映像端子は60Hzまでの規格なので、144Hzのモニターを接続してもリフレッシュレートについての効果はありません。
表示遅延や応答速度を改善したくて、結果的に高リフレッシュレートのモデルをチョイスする場合はありますが、無駄にオーバースペックなモニターを購入しないように気をつけましょう。
※3)PC や PS5 でもゲームをする人は120Hz以上のモニターをオススメします。
③応答速度(G2G)で選ぶ
液晶パネルのドットの色が「黒→白→黒」と変わり終えるまでの時間が応答速度で、単位はms(1/1000秒)です。一般的なテレビやモニターの応答速度は8〜12msとかなり遅いので、動く物が残像になりやすいのです。
アナタがイカスミカフェを一般的なテレビやモニターで閲覧していたとして、上の「動画ブレの確認動画 by EIZO」を全画面表示で再生すると、後半は文字の輪郭がだんだんブレて残像になるのが分かると思います。(iPhoneは応答速度が速い有機ELパネルなので残像は見えません)
この残像がスプラトゥーン(FPS/TPS)や格闘ゲームでは致命的で、移動する相手の残像をエイムしてしまったり、マニューバーやスパッタリーにスライドされたときに残像だけ追いかけることになったりします。
しかし、応答速度の速いゲーミングモニターでは、残像が無くハッキリ見えているのでエイムの精度が上がります。これが、テレビ勢がゲーミングモニター勢に勝てない理由の1つです。
そして、エンジョイプラベなのにテレビ勢を狩りまくるゲーミングモニター勢が「大人気ない」といわれたり、「これは戦闘と呼べるものじゃありませんな、一方的な虐殺だ!」といわれたり、「もう、お前…森へ帰れ!」といわれるゆえんでもあります。
応答速度はなるべく「1ms」に近いモニターを選びましょう。
- 1ms〜4ms(G2G)
- スプラトゥーン(FPS/TPS)とか、格闘ゲームとか
- 5ms(G2G)以上
- ときめきメモリアルとか
応答速度は「G2G(GTG)」で選ぶ
【G2G】Gray To Gray(中間色から中間色へ)
「黒→白→黒」の階調変化は、液晶パネルの駆動電圧を最低から最高に変化させるだけの単純な動作なので速度が出やすいのです。なので、応答速度の性能を少しでも良く見せたいメーカー(特にテレビメーカー)は、「黒→白→黒」の応答速度だけをカタログに書くようです。
でも、実際の動画やゲームの映像は白黒では無くフルカラーなので、中間階調(中間色)から別の中間階調へ色調変化します(モノクロ映画にも中間階調があります)。
思いっきり色を塗り合うスプラトゥーンでは、ゲームの開始から終了まで中間階調の変化しかありません。そして、この中間階調から中間階調への色調変化の方が機械の動作としては難しく時間がかかります。
IPPONグランプリの早押しを思い出して下さい。通常は「一番速くボタンを押した人のランプが点く」ので、回答権は公平に与えられています。
もし「ボタンをキッチリ半分まで押して止めた人のランプが点く」のだとしたら、器用な人と不器用な人で差が出るかもしれません。どっちにしてもバカリズムさんは強そうです。
応答速度は「G2G(GTG)」で記載されている製品を選びましょう。特に記載がなく「応答速度」とだけ書かれている製品は「黒→白→黒」の速度だと考えていいと思います。
④画面のサイズで選ぶ
現在、40〜60インチ前後のテレビで問題なくプレイしていたとしても、ゲーミングモニターを選ぶ場合は「24インチ以下」をオススメします。理由は2つあります。
- サイズが大きい程「表示遅延が大きくなる」
- サイズが大きい程「全体を見る事が難しくなる」
液晶パネルは「画面サイズが大きいほど表示遅延が大きくなる」傾向にあります。また、画面サイズが大きいと「周辺視野で画面全体を見ること」が難しくなり、クリアリング(安全確認)の精度が低下しますし、眼球を動かし続けることになるので長時間のプレイには不向きです。
- 21〜24(インチ)
- スプラトゥーン(FPS/TPS)とか、格闘ゲームとか
- 27(インチ)以上
- ポートピア連続殺人事件とか
FPSのプロゲーマーの70%以上が24インチのモニターを使用していることや、e-Sportの大会で運営が用意するモニターも24インチが多いことからも、スプラ甲子園などの出場チームに所属している人には、23〜24インチの画面サイズをおすすめします。
⑤液晶パネルの種類で選ぶ
ゲーミングモニターに採用されている液晶パネルは3種類あります。それぞれの特徴を簡単に解説しようと思いますが、結論から先にいうと、スプラトゥーン等のFPS/TPSや格闘ゲームには「TNパネル」がオススメです。スペックは勿論、消費電力が少ないので電気代も節約できます。
1.TNパネル(Twisted Nematic)
応答速度が速く、低コストで製造できるので、ほとんどのゲーミングモニターがTNパネルを採用しています。他のパネルに比べて画質が低く、視野角が狭いという弱点を持っていますが、競技性の高いタイトルでは e-Sports の大会でもTNパネルのモニターを採用していることが多いですし、モニターは正面から見るのが普通なので視野角が狭くてもそれほど問題はないのです。友達が遊びにきて、複数で同じ画面を観る必要がある時は、縦一列に並んで「choo choo TRAIN」の要領で仲良く観ましょう。
2.IPSパネル(In-Plane Switching)
TNパネルの弱点だった「画質の低さ」と「視野角の狭さ」を改善したパネル。色彩が豊かな上に視野角も広いので、美しいCG演出のシーンも腹筋をしながら観る事が可能。しかし、肝心の応答速度を速くすることが苦手で、パネル自体も高価なのでコストパフォーマンスが悪いのが弱点です。
3.VAパネル(Vertical Alignment)
純粋な黒色を再現するのが得意なパネル。白と黒のコントラストが美しい作品に向いているので、オセロにはもってこいです。応答速度についてはサイトによって「一番遅い」って書いてたり、逆に「一番速い」って書いてたりして混乱しがちですが、記事が書かれた時代によってどちらも間違いじゃないそうです。液晶パネルの研究開発をしている友人に尋ねたところ「昔は応答速度は出なかったけど、今は応答速度も視野角もTNとほぼ同じ。ほぼ」っていってました。
VRBってなーに?
- リフレッシュレート:75Hz
- 画面サイズ:21.5(インチ)
- 応答速度:1ms(VRB)
- 液晶:IPSパネル
- 映像入力端子:HDMI×2 / D-Sub
自社ブランドを持ち世界と勝負している数少ない台湾企業「Acer(エイサー)」。e-Sportsの世界大会でも採用されているトップブランド『BenQ(ベンキュー)』も、元々はAcerのブランドですし、ゲーミングルーターで有名な『ASUS(エイスース)』も元々はAcerが母体の企業なのです。
そのAcerが独自の「高速IPSパネルで1ms(VRB)を達成」。しかも、めちゃくちゃ安いのです。
応答速度は「G2G(GTG)」で選びましょうと解説したばかりですが、実は応答速度の測定方法で最も信頼できるのは「MPRT」という測定方式で、VESA(ビデオ・エレクトロニクス・タンダーズ・アソシエーション)という組織が策定しました。
しかし、「MPRT」は測定に手間がかかり、「G2G」より大きい数字になりやすいので、モニターの性能を良く見せたいメーカーは「MPRT」の結果をスペック表に記載しません。
そもそも「G2G(GTG)」も「中間色のどの範囲で測定するか」の明確な基準がなく、各メーカーが独自に測定したものなので目安でしかないのですが、「VRB」というのは、Acerしか使用していない基準で、しかも「測定方法」や「速度」を表すものではなく、「黒挿入(モーションブラーリダクション)」という技術のこと。
IPSパネルの性能がどんどん向上しているのは周知の事実なのですが、未だ各メーカーの最速モデルは「TNパネル」が主流ですし、「黒挿入(モーションブラーリダクション)」は、目に負担をかける(常時バックライトが点滅している)のでプロゲーマーは敬遠するそうです。
イカスミカフェ的にはどのメーカーのモニターを選んでいただいても、一律に嬉しいので関係ないのですが、これらのことを頭の片隅に置きながら選んでいただければと思います。
オススメのゲーミングモニター
KG251QJbmidpx|Acer
Acer のTNパネルのやつ。「G2G Min」はオーバードライブ的な「高速モード」を使用したときの値です。
- リフレッシュレート:165Hz
- 画面サイズ:24.5(インチ)
- 応答速度:1ms(G2G)/ 0.6ms(G2G Min)
- 液晶:TNパネル
- 映像入力端子:HDMI×1 / DVI-D×1 / DisplayPort×1
EX-LDGC242HTB|I-O DATA
安心の国産ブランド「I-O DATA(アイ・オー・データ)」のゲーミングブランド『GigaCrysta(ギガクリスタ)』シリーズ。
デフォルト設定では応答速度5msなのでFPS向きではありませんが、オーバードライブ機能を使用することで中間階調の応答速度を高速化し「0.6ms」を実現しています。つまり…
「ふっ…ついに俺を本気にさせてしまったようだな…いくぞ!オーバードライブゥゥゥオーーーン!!」
っていう素敵な使い方ができるのです。
- リフレッシュレート:143.8Hz
- 画面サイズ:23.6(インチ)
- 応答速度:5ms(G2G)
- オーバードライブ使用時:0.6ms
- 液晶:TNパネル
- 映像入力端子:HDMI×3 / DisplayPort×1
VG245HE-J|ASUS
※VG245HEY-J 同等製品
世界中のゲーマーに愛されるゲーミングブランドASUS。特にイカさん&タコさんの間で人気が高い【VG245HEY-J】は、「スプラトゥーン甲子園2020」の公式モニターに採用された「VG245H」の後継機です。
入力遅延を極限まで抑える「GameFast入力技術」を搭載し、HDMI入力が二系統なのでPCやPS4等をつないだまま切り替えて使えます。
リフレッシュレートが低いので、PCゲームやPS5もプレイする場合はオススメしません。
- リフレッシュレート:75Hz
- 画面サイズ:24(インチ)
- 応答速度:1ms(G2G)/ 0.6ms(G2G Min)
- 液晶:TNパネル
- 映像入力端子:HDMI×2 / D-Sub×1
ZOWIE XL2411K|BenQ
「PUBG Global Invitational」など、国際大会の公式モニターに採用された「XL2411P」の後継機であり、PC用ゲーミングモニターの定番です。
無駄な機能やデザインを限界まで削ぎ落とした結果、CS機向けの【RLシリーズ(60Hz)】と同じ価格帯になってしまった不思議なモデル。
e-Sports の世界大会でもお馴染み、世界中のプロゲーマーの使用率もダントツ1位のトップブランド「BenQ 」ですが、実は Acer の創設者「施振栄(スタン・シー)」が Acer のディスプレイ部門として設立されたのが始まりなのです。
- リフレッシュレート:144Hz
- 画面サイズ:24(インチ)
- 応答速度:1ms(G2G)
- 液晶:TNパネル
- 映像入力端子:HDMI×3 / DisplayPort×1
【ZOWIE GEAR】
BenQが、ゲーミングギアブランドの「ZOWIE GEAR」を傘下に納めたことで、e-Sports 仕様のモデルには『ZOWIE』の名が冠されるようになりました。
「ZOWIE(ゾーイ、ザウイー)」:日本語で「ひゃっほー」みたいな意味。
2008年下半期に設立されたゲーミングデバイスメーカー。作りうる最高のeスポーツ用ゲーミングデバイスを開発することを使命とし、経験豊かで創造性に富むスタッフたちが「境界にとらわれることなく」「妥協を許さず」ただゲームに対する純粋な情熱を共通基盤として連帯し、自由な発想に基づいて活動。
e-Sports 用ゲーミングデバイスメーカーとしてトップシェアを目指すのではなく、最も優れたゲーミングデバイスを開発することを目指し、ゲーマーの実力を1パーセントでも多く引き出す製品を開発する余地があるならそれを実行する。2015年12月より BenQ の傘下へ。