ラグの対策【準備編❷】
Nintendo Switch の回線速度テスト

まずは回線速度のチェックをする為に「接続テスト」をして、上の画像の①~③の値をチェックしてみましょう。
❶Home →「設定」

❷インターネット →「接続テスト」


❸回線速度のチェック

①NATタイプ(通信の安定度)
※【NAT】:Network Address Translation の略。

【A】・・・安定
【B】・・・普通
【C / D】・・不安定
【F】・・・対戦不可能
ルーターが「PC」や「スマホ」や「ゲーム機」に割り振った『プライベートIPアドレス』を、インターネットに接続する時に『グローバルIPアドレス』に変換する技術の名前。
家では『おとん』って呼んでるのに、外では『お父さん』って呼びなさいっていうシステムの事です。
人前で「おとん・・あっ、お父さ」ってなるとNAT越え失敗です。
※「NATタイプ」についてちゃんと知りたい方や、「NAT越え失敗」のエラーが出てフレンドさんと遊べない方は「Switchのエラーコード「2618-051*」が出てフレンドさんと遊べない原因と対策(上級者向け)」を参考にしてください。
②通信速度(ダウンロード)
【60Mbps以上】・・・ラグの可能性低
【30Mbps以上】・・・ラグの可能性中
【29Mbps以下】・・・ラグの可能性高
※Switchはオモチャなので「速度テスト」の結果はあくまでSwitchの通信速度です。
オンラインゲームの通信速度はダウンロード/アップロード共に「1Mbps」で充分なので、通信速度はラグの有無とは直接関係ありません。「速度が遅いとラグを抱えている可能性が高い」という程の目安です。逆に「速度が速くてもラグを抱えている可能性はある」のです。
フレッツ光を利用していて「ラグの対策」を【初級編】から順番に行っても、通信速度(ダウンロード)が「10Mbps以下」なら回線業者かプロバイダーの変更をオススメします。
※【中級編】回線業者とプロバイダーを変更する
※【番外編】NURO光 が導入されていないマンションに「ひとりでも」NURO光を開通させる方法
③通信速度(アップロード)
【16Mbps以上】・・・ラグの可能性低
【8Mbps以上】・・・ラグの可能性中
【7Mbps以下】・・・ラグの可能性高
※Nintendo Switch は仕様で 30Mbps 前後しか出ないそうです(任天堂テクニカルサポートセンター)
※アップロードの基準が「8Mbps」なのは、Switch本体アップデート(Ver.6.0.0)のバグから「回線安定度によるマッチング基準」を予測した目安です。
普段ゲームをする時間帯に 5回~10回計測して平均値をチェックすることにより正確で具体的な通信安定度を確認できます。
※Nintendo Switch のマルチプレイにおける「ラグの有無」をもっと正確に数値化し、改善に役立てたい場合は「Ping値の測定」を行う事をオススメします。
ラグの対策【準備編❸】Ping値の測定 もくじ Pingってなーに? Ping値の目安 Ping値は必ず東京サーバーで測定する ブラウザでPing値を測定する方法 アプリでPing値を測定する方法 パソコンでPing値を測[…]
グローバルIPアドレスについての注意

上の画像はWi-Fi接続での結果(本体アップデート Ver.6.0.0 のバグで上りが8Mbps)ですが、有線接続でも無線(Wi-Fi)接続でも、接続テストの結果には、アナタのグローバルIPアドレス(数字の並んでるやつ)が表示されます。
時々、フレンドさんが接続テストの結果をスクショで送ってくれる事があるのですが、グローバルIPアドレスを記載したままのスクショを他人に送るのは絶対にやめましょう。
一般的には「グローバルIPアドレスから個人情報はわからない」と言われていますが、賢い人が本気を出したら余裕でアナタの家にたどり着いてしまいます。
グローバルIPアドレスは最悪の場合アナタが住んでいる「市区町村まで」の情報を辿る事が可能です。過去にSNSで近所の写真(風景や公園)や近所のお店の名前を投稿していたり、街の行事(盆踊りや子供の学校行事)の日時を投稿している人はかなり危険に近づきます。インターネット怖い。
スプラトゥーンで知り合ったフレンドさんは善良な人が多く、比例してネットの危険に疎い人も多かったので念のため。
※SSIDの記載もホントはダメです。