一般的なテレビはタイムラグが発生※1するので、プロゲーマーやガチ勢はゲーミングモニター※2を使用します。
でも、家族や友人と大勢で遊ぶスタイルには、大きなテレビの方が向いています。
いつもゲームに使用しているテレビが、「液晶TV」や「プラズマTV」なら、設定を変えるだけで少しラグを減らせるかもしれません。
関連記事テレビのラグってなーに?
テレビには「表示遅延」と「応答速度」という2種類のラグがあります。
このうち応答速度のラグについては説明が難しい上に、テレビを買い替える以外に改善方法が無いのでこの項では割愛します(参照:ゲーミングモニターを使う)。
Switchをテレビに接続してスプラトゥーンをプレイする場合、Switchからの映像信号が映像ケーブルを通ってテレビに送られ、テレビの内部で様々な映像処理を行ってから「画面に表示」されるのですが、この「テレビ内部での映像処理」が表示遅延の主な原因です。
- コントローラーのZRボタンを押す
- Switchがテレビに映像信号を送る
- テレビが映像信号を処理する(表示遅延)
- テレビ画面のブキからインクが出る
店長は、ゲーミングモニターを導入するまで液晶テレビに遅延があるなんて信じてなかったのですが、「REGZA」や「BRAVIA」の上位機種※3、もしくは「ブラウン管テレビ※4」を使っていない限り、一般的な液晶テレビには「表示遅延」がかなり発生するそうです。
※3)一般的なテレビより表示遅延が少ない。
※4)ブラウン管テレビに表示遅延はありません。(HDブラウン管は遅延あり)
表示遅延があるとダメなの?
競技性の高い「FPS/TPS」や「格闘ゲーム」において、ゲーム映像の遅延の有る無しは、勝率を大きく左右するといえます。
インターネットの通信環境の良し悪しに関わらず、常に数フレーム遅れた映像が表示されているからです。
テレビの設定をどうすればいいの?
テレビに入力された映像信号は、メーカーが開発した「映像エンジン」で処理を行い、出来上がったキレイな映像を画面に表示するので、映像をキレイにするための処理が多いほど、遅延は大きくなります。
テレビはもともと、「テレビ番組」や「映画」などの視聴をするために存在するので、少しくらい遅延があっても、その遅延に合わせて音声を遅らせているのでなんの問題もなかったのです。
逆に、ゲーミングモニター※5は、映像をキレイにする処理を省いて表示遅延を少なくしているので、映画の視聴には向きません。
なので、テレビにも「キレイに映さなくていいよ」って設定すると、表示遅延が少なくなります。
関連記事【ゲームモード】があるテレビ
ゲームモードをONにする
ゲームモードが搭載されているテレビでは、この機能をオンにしましょう。必要最低限の映像処理に抑え、表示遅延を少なくしてくれます。
【ゲームモード】がないテレビ
倍速モードをOFFにする
ゲームモードがないテレビでは「倍速モードをオフ」にしましょう。
倍速モードという名前はすごく速そうに聞こえますが、このモードは一般的なテレビ番組のフレームレート※6「60F」を、無理やり「120F」や「240F」に増やし、スポーツ中継など動きの速い映像の「残像を少なくする技術」を使うので逆に表示遅延が増加します。
設定方法はテレビによって違うので、取扱説明書やメーカーのHPをご確認ください。