ラグの対策・上級編❶-5

v6プラスで Nintendo Switch をNATタイプAにする方法はない

ラグの対策・上級編❶-5
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ラグの対策【上級編❶-5】

 残念な事ですが「v6プラス」で契約してしまった回線では、Nintendo Switch をNATタイプAにする方法がありません。(2020.09.22現在)

 Nintendo Switch はIPv6通信に対応していないので、v6プラス回線でオンライン対戦をする場合、複数のユーザーと共有している「IPv4通信用のグローバルIPアドレス」を使い、MAP-E(Mapping of Address and Port Encapsulation)という技術で、IPv6通信しか利用できないネットワークを通過します。

 MAP-Eを使用する場合に問題となる「インターネット上に同じグローバールIPアドレスが同時に存在する矛盾」を解消する為に、v6プラス回線のユーザーは「使用できるポートを240個に制限」されます。(同じグローバルIPアドレスのユーザーが使用するポート番号が被らないように)

 この仕組みの為、フレッツ光の「HGW(ホームゲートウェイ )」は、v6プラスに契約変更すると「DMZ(全ポート開放)」を設定する機能を失ってしまうのです。

 フレッツ光のHGWは、2019年1月のファームウェアアップデート(※)で、v6プラスでも「割り当てられた範囲でのポート開放」は、簡単に出来るようになったのですが、Nintendo Switch のNATタイプをAにする為には「DMZ(全ポート開放)」が必須です。

 なぜなら、Nintendo Switch はP2P方式で通信をするので、特定の通信ポートを指定して開放する事が出来ないのです。任天堂テクニカルサポートセンターに問い合わせても「P2P方式だからポートは全部開けてください。てか、SwitchはIPv4推奨です。えっ、もう、NATタイプBでええやん」って言われると思います。(任天堂のコールセンターはもっとちゃんと対応してくれます)

※ファームウェアバージョン:2019.06.14現在
PR-500KI(Ver.06.00.0060)/PR-500MI(Ver.06.00.0010)/RT-500KI(Ver.06.00.0060)/RT-500MI(Ver.06.00.0010)/RS-500KI(Ver.06.00.0060)/RS-500MI(Ver.06.00.0010)


グローバルIPアドレスを買ってみた

 グローバルIPアドレスを共有しているから「DMZ(全ポート開放)」が出来ないのなら、固定グローバルIPアドレスを持てばいいんじゃない?

 と、思ったので、グローバルIPアドレスを買って検証してみました。

 まず、フレッツ光のv6プラスを契約、イカスミカフェ推奨プロバイダーはネットフォレスト系オンリーなのですが、固定グローバルIPアドレスのサービスがあるのは「かもめインターネット」と「ゲーミングプラス」だけだったので、今回は「かもめインターネット」をチョイスしました。

 こんなにいちいち「ネットフォレスト系プロバイダー」を宣伝しているイカスミカフェなので、かもめインターネットに電話をしたら「あっ、スミス店長!いつもお世話になっています!なるほど!また記事に必要な検証をするんですね!ヒマなんですね!はいっ、はいっ!そんなぁ〜もちろん無料で提供させて頂きますよぉ〜」ってなると思っていたのですが、普通に請求がきました。(レンタルIPオプション:1,029円(953円+税)/ 月)

 そして、ホームゲートウェイにログインして検証開始。

【配信済事業者ソフトウェア】にログイン

※【注意】最終的に失敗する結末なので操作しなくてOKです。v6プラスではグローバルIPアドレスを買っても「DMZ(全ポート開放)」が出来ない流れを確認してください。そして画像編集を含め店長の無駄な努力に涙してください。

Nat-5-1(ログイン画面)

 ブラウザを開いて「http://ntt.setup:8888/t/」 または「http://192.168.1.1:8888/t/」を入力して、設定画面を開きます。

 タイトル後ろ、レンガの背景画像がアナタをノスタルジーに誘います。

Nat-5-2(Topページ)1
Nat-5-2(Topページ)2

 TOPページには、プロバイダーから割り当てられた「使用できるポート番号」の一覧が表示されています。数えてみましょう、1、2、3、4……たぶん240個あるはずです。

【高度な設定】をクリック

Nat-5-0(高度な設定)1
Nat-5-0(高度な設定)2

【固定アドレス設定】を編集する

Nat=5-0(高度な設定)3

❶【固定アドレス設定】のIPv4アドレスに、プロバイダーから郵送された「レンタルIPオプション登録情報」に記載されているIPアドレスを入力します。
❷【設定】をクリックして完了。

Nat-5-0(高度な設定)3

【Topページ】に戻ると「全ポート利用可能」になった事が確認できます。

【IPv4パケットフィルタ設定】をクリック

Nat-5-2(Topページ)3
Nat-5-5(IPv4パケットフィルタ設定)1

【未設定のエントリNo.】をクリック

Nat-5-5(IPv4パケットフィルタ設定)2
Nat-5-6(IPv4パケットフィルタ エントリ編集1)1

エントリを編集する

❶【種別】:通過
❷【送信元アドレス】:any
❸【宛先アドレス】:「Switchに固定したIPアドレス」
❹【プロトコル】:Switchのマルチプレイは「UDP」
❺【送信元ポート】:any
❻【宛先ポート】:any
❼【方向】:WAN=>LAN
❽【設定】をクリックして完了

※【any】は「どれでも」とか「全ての」って程の意味です。

【静的NAPT設定】をクリック

Nat-5-6(IPv4パケットフィルタ エントリ編集1)3
NAT-5-7(静的NAPT設定)1

【未設定のエントリNo.】をクリック

Nat-5-7(静的NAPT設定)2
Nat-5-7(静的NAPT設定)3

エントリを編集する

 SwitchのマルチプレイはP2P通信なので【対象プロトコル】は「UDP」が正解なのですが、そんなことはどうでもいい問題が発覚します。

❷【宛先アドレス】には「Switchに固定したIPアドレス」を入力します。

しかし、❶と❸に「any」が設定できません。このフォームには「半角数字」しか入力できないのです。しかも「5桁まで」なので、「0-65535」の形式もNGです。

 0番から65535番までのポート番号を1つ1つ設定すればいいのかもしれませんが、そんなにエントリ数がある訳もなく、あってもやる訳がない。


まとめ

 どうやら、v6プラスに契約した際にホームゲートウェイの中身が書き換えられ、特定ポートの開放しかできなくなるようです。

 というわけで固定グローバールIPアドレスを使ってもDMZ(全ポート開放)はできませんでした。

 因みに、ネットフォレストのサポートには事前に三回に渡る確認をして「DMZ(全ポート開放)は可能」と回答があったので、検証に踏み切ったのですが、最終的には「・・・ご希望に添えず申し訳ありません(涙)」になりました。

 おいっwww、ア○ノさんwww、お金をかえ(中略)それでもイカスミカフェは「ネットフォレスト系プロバイダー」を推奨します。


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かもめインターネット

 大手有名プロバイダーと契約していて、休日や夜間のラグが気になる人はお試しください。


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ゲーミングプラス

 ゲーミングプラスはv6プラスしかないので、ホントはおすすめしていません(な名前がカッコいいので)。

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