「NURO光」の ONU『ZXHN F660A』で Nintendo Switch を【NATタイプA】にする方法

※「Wi-Fi 6」に対応した新型ONU「F660P」が登場したので、交換できる人は交換してもらった方がいいと思います。

注意
  1. NURO光で Nintendo Switch を【NATタイプA】にする方法の内容を理解していることを前提に解説しています。
  2. 基本的な設定は自分でできることを前提に解説しています。
    • 通常のインターネット設定は自分でできる
    • 問題が発生したら通常の設定にもどせる
  3. 設定する場所や数値を間違えるとインターネットに繋がらなくなることもあるので「慎重かつ自己責任」で行なって下さい。
  4. こどものイカさんは「えっ…どうしてボクの家に西島秀俊が…あっ、なんだパパか!」っていってから手伝ってもらってね!

Switchの「IPアドレス」を固定する

IPアドレスの設定

①[ホーム画面]>[設定]

②[インターネット]を選択する

※後で必要になるので[IPアドレス]をメモしておきましょう。

③[インターネット設定]を選択する

ぐるぐるぐる〜ってなる

④[有線接続]を選択する

⑤[設定の変更]を選択する

⑥[IPアドレス設定]を選択する

◉[手動]を選択する

⑦[IPアドレス]を選択する

⑧Switchの「IPアドレス」を決める【重要】

 Switch の「IPアドレス」を固定するため、任意のIPアドレスを設定します。ネットワークの設定に慣れていない人が間違えやすい項目なので、以下を参考に落ち着いて設定してみてください。

※ちょっと何言ってるか分からないときは「②でメモしたIPアドレス」をそのまま入力すればOKです。

「IPアドレス」の決め方

【A】は共通の番号なので[192.168.]を入力。

【B】は「F660A」の番号なので、「②でメモしたIPアドレス」の「B」に該当する「001」を入力します。

【C】はSwitchに設定したい好きな番号を入力します。Switchに指定できるのは[002〜254]の間の数値です。([000]はネットワーク全体を示す数値、[001]は基本的にルーターが使用する数値、[255]はホスト部すべてを示す数値なので指定できません)

 因みに店長は、元アルゼンチン代表「パブロ・アイマール」が大好きなので、彼の背番号「21」を設定しています。

※インターネットに接続する端末が複数ある場合、[002]〜[010]の小さい番号は、すでに他の端末が使用している可能性があるため、避けた方が無難です。(他の端末と同じ番号を設置するとインターネットに接続できません)

⑨[OK]を押して設定

サブネットマスクの設定

⑩[サブネットマスク]を選択する

⑪[255.255.255.000]を入力する

 ネットワークの範囲を指定するための数値を「サブネットマスク」といいます。ネットワークの範囲を制限したい特殊な場合以外は[255.255.255.000]でOKです。

⑫[OK]を押して設定

ゲートウェイの設定

⑬[ゲートウェイ]を選択する

⑭[192.168.001.001]を入力する

 ゲートウェイは「出入り口」ってほどの意味で、今回は「ONU(F660A)」のIPアドレス[192.168.001.001]を入力します。

 Switch に「インターネットに出入りするときは『F660A』を使ってね」と、設定することだと思ってください。

⑮[OK]を押して設定

優先DNSの設定

⑯[優先DNS]を選択する

⑰[008.008.008.008]を入力する

[008.008.008.008]は Google が一般公開しているDNSサーバー(Public DNS)です。NURO光のDNSを利用する場合はゲートウェイ(192.168.001.001)を入力して下さい。

⑱[OK]を押して設定

代替DNSの設定

⑲[代替DNS]を選択する

⑳[008.008.004.004]を入力する

[008.008.004.004]は Google が一般公開しているDNSサーバー(Public DNS)です。NURO光のDNSを利用する場合はゲートウェイ(192.168.001.001)を入力して下さい。

㉑[OK]を押して設定

MTUの設定

㉒[MTU]を選択する

㉓[1500]を入力 > ㉔[OK]を押して設定

 1フレームで転送できるデータの最大値を指定する設定です。

「F660A」はMTU値を[1500]に設定して下さい。

MTU値の例
  • NURO光:1500
    • (ONUがHG8045Qの場合:1452)
  • auひかり:1492
  • フレッツ光:1454
    • 光コラボ:1454
    • v6プラス:1460
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㉕[保存する]を押す

インターネット接続チェック

㉖[有線でインターネットに接続]を選択する

 「接続しました。」が表示されれば「SwitchのIPアドレスの固定」は成功です。

メモ

※ポートの解放設定のときに必要なので「Switchに固定したIPアドレス」はメモしておいてください。

「F660A」のポートを解放する

「F660A」にログイン

①「F660A」にログインする

 PCのブラウザを開いてURLを入力するフォームに「F660A」のIPアドレス[192.168.1.1]を入力してenterキーを押します。

「ユーザ名」と「パスワード」を入力する

  • 「ユーザ名:admin」
  • 「パスワード:admin」

 を入力してログインします。ちなみに「admin」は「アドミン」と読み、『ネットワークの管理者』を意味する「Administrator(アドミニストレーター)」または「Administration(アドミニストレーション)」の略なのです。

 ログインするとデバイス情報が表示されます。

「ファイアウォール」の設定

①[セキュリティー]>[ファイアウォール]>[A〜Bを設定]

 どういう訳か「F660A」のデフォルト設定は「ファイアウォール機能が無効」になっていて、「外部ネットワークから悪意のあるアクセス」に対してのセキュリティが心配なので、ついでに『ファイアウォール機能を有効』にしておきましょう。

A〜Bの設定
  • 【A】「ファイアウォール機能を有効」のチェックボックスにチェック
  • 【B】「ファイアウォールレベル(IPv4)」のプルダウンメニューから(低・中・高)を選択。(よく分からない場合は「中」を選択)
  • 【C】「SPI(IPv6)を有効」のチェックボックスにチェックを入れる。(発信した通信を基準に不正アクセスを判断する機能)

 最後に[設定]ボタンを「漆黒の闇の底に燃える地獄の業火よ、我が盾となりて敵を焼き尽くせ!ファイアァァァウォォォォォル!!」って言いながらクリックしたら完了です。

「DMZ」の設定

②[ネットワークインタフェース情報]>[WAN接続情報」>[接続名]を確認

 メモを取るのがめんどくさい人は、くり返し声に出しながら次に進みましょう。

③[DMZ]>[A〜Cを設定]> ④[設定]を押す

A〜Cの設定
  • 【A】「有効にする」のチェックボックスにチェックを入れる。
  • 【B】「WAN接続」のプルダウンメニューから「②で確認した接続名」を選択する。
  • 【C】「LANのIPアドレス」のフォームに「❶でSwitchに固定したIPアドレス」を入力する。
DMZ

【DMZ】(DeMilitarized Zone)は「非武装地帯」ってほどの意味で、『全ポートの解放』を意味します。Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)は、「フルメッシュP2P」でオンライン対戦を行うため、特定のポートを利用することができないのでDMZを設定します。

「セキュリティの低下」を心配する方もいるかもしれまんが、Switchは組み込みOS(必要最小限に限定された機能しか持たないOS)なので、Nintendoのテクニカルサポートでも、特定ポートの開放ではなく「DMZ」の設定を案内しています。

「NATタイプ」の確認

①[ホーム画面]>[設定]

②[インターネット]> ③[接続テスト]

[NATタイプ]を確認する

「NATタイプ」が【A】になっていれば設定完了です。

 お疲れ様でした♪

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