ラグの対策【上級編❶-2】
Nintendo Switch をNATタイプAにする方法❷【IPアドレスを固定する】

【注意①】ラグの対策の「準備編」から「中級編」までの対策を行なっている、またはそれに準ずる「通信品質が安定した回線」であることを前提に解説します。
【注意②】NATタイプをAにする設定は通信速度を速くする設定ではありません。また、通信品質の悪い回線でNATタイプをAにすると、通信エラーが増える可能性があります。
【注意③】マンションに備え付けのインターネットは「NATタイプA」にすることは出来ません。
※「Switchのエラーコード「2618-051*」が出てフレンドさんと遊べない原因と対策」→【原因❺】集合住宅に備え付けのインターネット:参照
【注意④】v6プラス環境は利用できるUDPポートが制限されている為「NATタイプA」にする事はできません。
※【v6プラス】についての注意:参照
【注意⑤】設定する場所や数値を間違えるとSwitchがインターネットに繋がらなくなる事もあるので「慎重かつ自己責任」で行なって下さい。
※こどものイカさんはおうちのひとといっしょにやってね♪
それでは早速、具体的な設定をしていきましょう。
SwitchのIPアドレスを固定する
①ホーム画面から【設定】を選択する

②【インターネット】を選択する
※現在の「IPアドレス」をメモ【重要】

③【インターネット設定】を選択する

ぐるぐるぐる〜ってなる

④【有線接続】を選択する

⑤【設定の変更】を選択する

⑥【IPアドレス設定】を選択する

◉【手動】を選択する

⑦【IPアドレス】を選択する

⑧SwitchのIPアドレスを決める【重要】

②でメモしたIPアドレスを参考にSwitchのIPアドレスを決めます。ネットワークの設定に慣れていない人が間違えやすい項目なので、一度、深呼吸をして落ち着いて設定して下さい。

【A】は共通の番号なので[192.168.]を入力。
マンションに備え付けのインターネットはこの番号が違う場合があります。また、マンションに備え付けのインターネットはポートの開放が出来ないので「NATタイプ」を「A」にする事はできません。
※「Switchのエラーコード「2618-051*」が出てフレンドさんと遊べない原因と対策」→【原因❺】集合住宅に備え付けのインターネット:参照
【B】はルーターを製造したメーカーや、ルーターを提供(レンタル)している回線業者やプロバイダーで変わります(自分で変更していない限り)。
- NTT:[192.168.001.]
- ASUS:[192.168.001.]
- BUFFALO:[192.168.011.]
- ロジテック:[192.168.002.]
- ELECOM:[192.168.002.]
等々、メーカーによって違うので、間違えないように「②でメモした数値」を参考に入力して下さい。
【C】はSwitchに固定したい任意の番号を入力します。「②でメモした数値」をそのまま入力してもOKですが、せっかくなので好きな数字を入れてみましょう。
【C】で扱えるのは[000〜255]の間の数値なのですが、 Switchに指定できるのは[002〜254]の間の数値です。
([000]はネットワーク全体を示す数値、[001]は基本的にルーターが使用する数値、[255]はホスト部すべてを示す数値なので指定できません)
また、インターネットに接続できるデバイス(PCやスマホやタブレット)が複数ある場合、[002〜010]等の小さい番号はすでに他のデバイスが使用している可能性があるので避けた方が無難です。(※)
※ルーターは小さい番号から順番にIPアドレスを割り振る為。
※番号が被るとインターネットに接続できません。
一人暮らしの場合は「005」以上の数値を設定すれば大丈夫かもしれませんが、同居している家族が多い場合は[030]以上の数値からチョイスした方が安心かもしれません。
因みに店長は、元アルゼンチン代表「パブロ・アイマール」が大好きなので、彼の背番号「21」を設定しています。
⑨【OK】を押す

⑩【サブネットマスク】を選択する

⑪[255.255.255.000]を入力する
![[255.255.255.000]を入力する](https://squid-ink-cafe.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ネットワークの範囲を指定する為の数値を「サブネットマスク」といいます。でも、ネットワークの範囲を制限したい特殊な場合以外は[255.255.255.000]でOKです。
⑫【OK】を押して設定

⑬【ゲートウェイ】を選択する

⑭ゲートウェイを入力する

ゲートウェイは「出入り口」って程の意味で、今回の場合は「ルーターのIPアドレス」を指します。
Switchくんに「インターネットの世界に用事がある時はこのルーターに頼んでね」と、教える設定だと思ってください。

ルーターを通常モードで使用している場合、一般的なルーターのIPアドレスの下3桁は[001]です。
- NTT:[192.168.001.001]
- ASUS:[192.168.001.001]
- BUFFALO:[192.168.011.001]
- ロジテック:[192.168.002.001]
- ELECOM:[192.168.002.001]
等々、ゲートウェイはルーターのメーカーによって違うので、間違えがないように「②でメモした数値」を参考に入力して下さい。「②でメモした数値」の下3桁を[001]にしたものがゲートウェイ(ルーターのIPアドレス)です。
※ルーター機能付きホームゲートウェイに、購入した別のルーターを通常モード以外で接続している場合は[001]では接続できない場合があります。でも、その接続が出来る人は分かってる人だと思うので今回は解説を省きます。(番外編で解説)
⑮【OK】を押して設定

⑯【優先DNS】を選択する

⑰[008.008.008.008]を入力する

[008.008.008.008]は Google が一般公開しているDNSサーバー(Public DNS)です。契約しているプロバイダーのDNSを利用したい場合は「⑭ゲートウェイを入力」で設定した[ルーターのIPアドレス]を設定して下さい。
「ゲーミングプラス」、「かもめインターネット
」、等のゲーミングプロバイダーと契約している場合は「⑭ゲートウェイを入力」で設定した[ルーターのIPアドレス]を設定した方が回線速度とPing値がより安定する可能性があるので、両方を比べて測定結果の良い方を設定して下さい。
⑱【OK】を押して設定

⑲【代替DNS】を選択する

⑳[008.008.004.004]を入力する

[008.008.004.004]は Google が一般公開している代替DNSサーバー(Public DNS)です。契約しているプロバイダーのDNSを利用したい場合は「⑭ゲートウェイを入力」で設定した[ルーターのIPアドレス]を設定して下さい。
「ゲーミングプラス」、「かもめインターネット
」、等のゲーミングプロバイダーと契約している場合は「⑭ゲートウェイを入力」で設定した[ルーターのIPアドレス]を設定した方が回線速度とPing値がより安定する可能性があるので、両方を比べて測定結果の良い方を設定して下さい。
㉑【OK】を押して設定

㉒【MTU】を選択する

㉓MTU値を入力する

1フレームで転送できるデータの最大値を指定する設定です。(初級編❺「MTU値の設定」参照)
- NURO光:1500
- auひかり:1492
- フレッツ光:1460(v6プラス)
- フレッツ光:1454
ドコモ光:1454
ソフトバンク光:1454
を設定して下さい。契約している回線がわからない場合は、「MTU値の設定」を参考にMTU値を確認してから設定して下さい。
㉔【OK】を押して設定

㉕【保存する】を押す

㉖【有線でインターネットに接続】を選択する


お疲れ様でした。「接続しました。」が出れば「SwitchのIPアドレスの固定」は成功です。
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